2012年12月31日月曜日

2012年大晦日

日本語教育能力検定試験・・・人生を変えた資格。
2011年12月に合格通知が届き、日本語教師としての資格の1つを得たことが、2012年の転機の始まり。

大晦日を迎え、この1年を少しばかり振り返ってみることに・・・


ずっと以前から、人生の中で1回は海外で生活をしてみたいと思っていた。
前年度はJICA(国際協力機構)によるブラジルのアマゾンでの日本語教育分野の募集があり応募していたが、一次選考であえなく落選。落選理由としては「経験不足」。この時点では日本語教育能力検定試験にも合格していなかったし、日本語教師の経験も無かった事から、今から考えると落選が妥当ではあるが、その当時はなぜか受かる気がしてた。
今年の3月、ヨーロッパで日本語教師を募集していることを知り、応募。検定試験合格という後ろ盾により、ヨーロッパ派遣が決定した。ここから俺の2つ目の人生が動き始めた。


写真は大阪城から見た某通信会社の西日本本社ビル。その左側に見えるのは、IPv6プロトコルを利用した通信網の監視運用センタがある馬場町ビル。(今はNGN網か・・・)ここには長年SEとして通った。
この会社も今年で卒業か・・・。そう思うと心が揺れた春。


夏、8月にはずーっと計画倒れだった中学校時代の仲間とキャンプへ。
場所は和歌山件田辺市。市町村合併で田辺市自体がでかくなったので、今の地名を聞いてもピンと来ない。ただ、寂れていくというより、活性化している(?)ようなので、いい傾向だ。
熊野古道も世界遺産になったことだし、是非とも歩いて回りたい。少なくとも牛馬童子の実物は必ず見に行くつもり!
和歌山は俺の人生の中でも大きなウェイトを占める。ここで生まれたわけではなく、小学校1年から高校卒業まで暮らしただけ。
中学3年の時、一度はこの地を離れたが、いろんな人に迷惑をかけつつ戻ってきた。
あの時ここに戻らなければ、この地は単なる通過点で終わっていたのかもしれない。そうなると、俺には故郷と呼べる場所が無くなるわけで・・・思えばこの選択が人生最初の大きな決断だった。

・・・・・

あれっ、今年の振り返りじゃなくなってるな・・・中学校まで戻ったらあかんやん!

写真は、千畳敷の岩場に咲いてた花。名前は知らない。。


8月31日、会社を無事退職。
8月後半から9月6日までは一番きつかった期間。
転機を迎えるって、パワーがいるもんだ。


秋から冬にかけての生活は、このBlogで書きなぐってる通り。

夏の終わりから秋にかけて印象に残っているのは・・・ヨーロッパの空の色。
アメリカの濃い青とは違って、こっちは水色に近い感じ。

サマータイムから通常時間への変更を契機として、日照時間が短くなり、冬になると空は一転して鉛色の日が多くなる。

で、今・・・
ハンガリーに日本語教師として来たのが偶然ではなく運命であるとしたら!
(俺は運命論者なので・・)
何かをやれってことなんだろう。

来年は、その何かの尻尾を掴むことを目標にする!

とりあえず大晦日、俺は元気です!

2012年12月30日日曜日

2012年12月29日土曜日

laptop crash??

朝、いつものようにPCを立ち上げるも、初期画面になるのが異様に遅い。
画面には、TrueSuite(指紋認証ソフト)の立ち上げに失敗している旨のメッセージが出ていたので、プログラムを強制終了させたが、その後も動作は重いまま。
電源断→再投入でも状況は変わらず・・・

とりあえず、12月23日時点のシステムまでリストアを実施してみることに。

リストアって、システム部分のみとわかっていても、なんとなく怖い。
データまでリストアされると、ここ何日かの日本語テキスト作成の稼働が水の泡と化してしまう。

再リストアで昨日時点に戻すといことも出来なかったら、当分立ち直れないだろうな。
そうなると、最後の頼みの綱はストレージにバックアップしているデータのみ・・・

結果、あたりまえではあるがデータは最新のまま、但し、立ち上がりの状況は変わらず。

いたずらしているソフトは「TrueSuite」、指紋認証は使ってないので、デバッグモードで再度立ち上げ、ソフトのてアンインストールを試みたが、デバモではアンインストールが出来ず・・・?

仕方が無いので通常モードで立ち上げて、アンインストールを試みるが、そもそもコントロールパネルが立ち上がってこない。

少しずつは動作していることから、タスクマネージャが出るまで気長に待つことにする。

この間でシャワーを浴びて、最近はまっているチェリーレモンティータイム!

ようやく上がったタスクマネージャでプロセスを確認してみると、予想通り「TrueSuite」のプロセスが残っている。
悪の根源見つけたり!
ただ、このプロセスが削除できない・・・???。
元のプログラムを強制終了させているからか、そもそも処理が重すぎて、削除プロセス自体が動かないのか??

いいかげんうんざりしながら、再度立ち上げて、すぐにタスクマネージャを起動。
TrueSuite立ち上げ失敗メッセージはそのまま放置して(プログラムを強制終了せずに)、タスクマネージャでTrueSuiteのプロセスを削除すると・・・・これは成功。
その後、ソフトウェアの強制終了で、回復!

そもそも指紋認証は使用していないので、プログラムをアンインストールし、全面回復。

後でWebで確認してみると、TrueSuiteが原因で起動に時間がかかる事象もあるみたい。

海外生活においてネットワークとPCは必需品、直るまで、久々にスリルを味わった今日の朝!

2012年12月27日木曜日

UNICUM

ウニクム。ハンガリー産のアルコール度数40度のお酒。

色は炭酸の抜けたコーラ。

匂い・・どう表現すべきか・・・まず滅多に嗅がない香り。何回か嗅いでいるとそれだけで脳内にウニクムが蔓延するような感じ。薬臭い中に甘みも混じった匂い。

味は・・・気難しくて怖そうな外見、実際時々怒鳴り散らす時もあるがそれに悪気は一切無く、実はすごく面倒見のいい一面を持っている髭面親父のような味・・・

って、伝わるわけないか!

2012年12月26日水曜日

Merry Xmas!

クリスマス当日、相変わらず街はひっそりとしていて、全ての店が休業状態。

今日は、クリスマスの日のミサの様子を見たくてジュールの大聖堂に行ってみた。
漠然と、ミサは12時からとの思い込みで行ったのだが、これがビンゴ!

12時の鐘の音が終わるとともに、司教の講話が始まり、合間に賛美歌が流れる。

例によってハンガリー語オンリーなので、意味はわからない。

宗教的なことは度外視して、感じたままに言うと・・・

木魚の音よりはパイプオルガンの音色のほうが、心地良く感じる。
御詠歌よりはゴスペルのほうが、聞いてて飽きない。
(印南での葬儀の際、御詠歌の単調さに耐え切れず、梨恵と二人で煙草を吸いに抜け出したし・・・)
ただ、十字架に貼り付けられたキリストは痛々しい。仏像はどことなく優しそう、特に木彫りの仏像は温かみを感じる。
ということで、俺の宗派は「神様仏様」並列横並びということにしておこう。

自分が死んだ後のことを考えると、俺は「海派」・・。
「海派」では、遺灰を海にばら撒くねん。
日本に住んでいると海は近いし、例えば夏休みに「海水浴に行く=お墓参り」と同じなので、わざわざお墓に来てもらう必要もないし。。

本当は「空派」だけど、空に遺灰はばら撒けないもんな。
もしそれが出来れは、死んだ後も逢いたいときは空を見上げるだけでいいから楽やのにな!
飛行機の窓が開くのなら、間違いなく遺灰を窓から撒いてもらいたい!

もしくは、「あなたの骨壷を宇宙の屑に!」といったサービスをNASAが実施したら、間違いなく申し込むな。。

そうそう、昨日の明け方、FLATの庭から空を見ると、真上に北斗七星が見えた。
当然ながら、オリオンも日本で見るのと同じ形で見れる。

なので、理想は「空」、でも現実は「海」!!

ただ・・・

ハンガリーみたいな海の無い、大陸のど真ん中となると話は変わってくる。

もしここに永住するなら、「コーン畑派」になるかも!(爆)

2012年12月25日火曜日

Christmas Eve

12月に入ってから、ここハンガリーではにわか活気を帯びてきたクリスマスムード。
最初に実感したのはブダペシュトのクリスマスマーケット。
12月初旬にも関わらず、街にはクリスマスツリーが飾られ、最近は日本でもお馴染みになりつつあるクリスマスマーケットが広場に現れる。

大学の玄関には4つのキャンドルが飾られ、1週間ごとにキャンドルに火が灯される。
ヨーロッパでは、クリスマスは4週間目から始まり、これからの4週間は、キリストの降誕を待ち望む期間になる。
ミーティング時も、Vikiが灯されたキャンドルを持ってきたりして、日本でいうところのクリスマスとは明らかに趣きが違う。

風習とかで異なる点として、日本では、24日にサンタクロースがやってくるが、ヨーロッパでは、12月6日にサンタが来るらしい。
12月6日は「ニコラウスの日」、ニコラウスはサンタの原型になった人で、「セント・ニコラウス」がなまって、今では「サンタクロース」と呼ばれている。

約1ヶ月もかけて盛り上げるんだから、最高潮は今日、クリスマスイヴだろうと予測するのは自然の法則・・・
夕方になり、完璧な寒さ対策のもと、いそいそとセーチェニー広場に向かう・・・

あれっ、この前まであったメリーゴーランドや列車がない・・・マーケットの屋台も閉まってる・・・なにより人がいない!!

この前まで、トナカイの背に乗って写真を撮っている家族ずれで賑わってたサンタのモニュメント前も、今日はひっそりと。。。

そう、ヨーロッパでは、クリスマスは外でドンちゃん騒ぎというより、自宅でキリストの生誕をお祝いして過ごすみたい。

12月に入ってから、同僚等に「日本でもクリスマスはお祝いするの?」ってよく聞かれて、当然の如く「するでえ」と答えてたけど、思いの根底は全く違ってたんや・・

彼らは純粋にキリストの生誕をお祝いするかを聞いてて、俺は単純に「ケーキとシャンパンを飲む日」として答えてたことに気づいた。

距離にして9000km、俺が鈍感なだけで文化の違いはこの距離の如くまだまだありそうだ・・

2012年12月24日月曜日

Boldog névnapot!

ヨーロッパでは、「名前の日」(Name Days[in Hungarian : névnap])なるものが存在する。
それぞれの名前に対し記念日があり、ハンガリーでは誕生日と同等、もしくはそれ以上にポピュラーなものらしい。

ただ、奇抜な名前や(当然ではあるが)日本語の名前とかには割り当てられていない。

ということは、名前によっては自分の「名前の日」がない子もいる??

そんな子は「名前の日」をどう思うんだろ?

いやいや、そんなことはなくて、例えば「今年はこの名前を追加しました!」的なことをやってて、全員の記念日があるのかも??  そうしとこう!  

ちなみに、明日のクリスマスイヴは誰かというと・・・・

ÁdámとÉva!    

・・・なるほどね。

2012年12月23日日曜日

厳冬対策(から脱線・・・)

以前、Antonioが俺の靴を見て、「冬用の防寒靴を準備しといたほうがいい」と言ってたので、今日は靴を探しに行って来た。
行った先はいつものARKAD。
靴に注目して店を回ってみたら、以外と5店舗もあった。もっと少ないかと思ってた。俺の買い物の仕方としては、決して衝動買いでは無いと思うが、じっくり選ぶタイプでもない。
で、今回買ったのは、左側の靴、中にふかふかした毛がついてるやつ。右はいつもはいてる靴。買ってみるといつも同じようなデザインのものになる。こういうとこが保守的なのかも。

そうそう、誰かが言ってたけど、「変化を拒むのは成長を拒むことと同じ」らしい。

・・・・あっ、いや、今の話にこの例えは的外れ!

「変化を拒むのは成長を拒むことと同じ」
これの意味は、例えば多数決の論理で絶対多数側にいると人間って安心するけど、この安心に落ち着いていると「何年たっても成長しない」っていう意味だったと思う。

ファッションやスタイルがいつも同じだからといって、それは変化を拒んでいるというわけではなく、確固たる自分のポリシーを持っている!とも言えるのでは・・・(んなことないか?)

自分でも何を言いたいのかわからんくなってきた。。
というか、日本語を教えてる人間が書く文章ではないな・・・と反省はするが、直らない(と思う)。
言葉はコミュニケーションの道具、日々進化するし、「ら抜き言葉」でもコミュニケーションが成り立つならそれでいいんでない?
変化も言葉の歴史だっ!

かくいうハンガリー、1000年前の古代文字として「ロヴァーシュ文字」というものあったらしい。
この文字、形が面白いので、数年前から若者の間で流行ってたり、自国の歴史を知るという意味で小学校でも教えたりしているらしい。

あと千年も経つと、今の言葉の体系もがらっと変わったりするのかもしれない。
世界統一言語とかが制定されたりして・・・

ピジン、クレオール、リングワフランカ・・・共通言語に関する言葉。
日本語教育能力検定の試験勉強時に覚えた言葉、言葉だけが頭の片隅に引っかかっており、意味はすでに消えつつあるが・・・なんか懐かしいな。

さて、俺はこの文で何を言いたかったのだろうか・・・

2012年12月22日土曜日

doomsday 2012

ヨーロッパ時間2012年12月21日11時11分・・・何事もなく時が経過。
どうやら、ハリーやA.J.が惑星を破壊してくれたらしい。
昨夜すでに「最後の晩餐」は終えていたが、まだまだ生き延びれそうだ。
・・・ということで、日常に戻ることにする(笑)。

この休みを利用して、現在、ハンガリー語テキストの日本語翻訳を実施中。
以前、To beとして記載した時は、日本人のためのハンガリー語テキストとして活用するつもりだったが、今は「ハンガリー人用の日本語テキスト」の思いのほうが強い。
1月中の完成を目指し、その後、Vikiに製本出来ないかを相談するつもり。
これを作成することで、自分自身のハンガリー語の勉強にもなるし、授業で使えば、学生達の理解も早いだろうし、なにより英語がわからない学生の助けになると思う。
逆にハンガリー語の発音は授業の中でネイティブに教えてもらえるわけだから一石三鳥だ!

2012年12月21日金曜日

the Last Supper

今日はセーチェニー大学の生徒と食事会。
最後の授業の時に、約束していたもの。

待ち合わせ場所はセーチェニー広場。
ここからGyőr駅に続くまでの道は、Xmas marketで埋め尽くされ、毎日たくさんの人で賑わっている。
写真はこの広場に店を構えるPalfy Restaurantの様子。多くの人がHot Wine やHot Chocolateといった暖かい飲み物を楽しんでいる。
普段はジェラートを売っているのだか、この季節はXmas仕様に変わるらしい。

この広場にはいろんな店が集まっており、光のイルミネーションやメリーゴーランド等もあることから、小さい子、カップル、井戸端会議好きの奥様、飲んだくれ親父と、あらゆる層のニーズを満たしている。

この日集まったのは全部で7名。
平日にも関わらずレストランは盛況で、かろうじて7人分のテーブルを確保。
例によってメニューは読めないのでZoutánと同じメニューとハンガリービールを注文。

今まで外食したのは10回にも満たないが、その中でどの料理も外れなし!
普段たいした物を食べていないと、たまに行く外食のありがたみが増すのはいい傾向だ!

ハンガリー語、英語、日本語でがやがやと、お互い半分は相手の言いたいことを想像しながらの会話だが、なんとか成り立ってる。

で、なんとここでの食事代は彼らで割ってくれる、とのこと。
生徒におごってもらうのはどうかと思いつつも、「授業に対するお礼の気持ち」ということらしいので、素直にいただくことに。。

家の遠い生徒とはここで別れ、残った3人でHot Wineを飲んでから解散。
これで、年内に彼らと会うのも最後。.

2月までByeBye minna!
And thank you Vivien, Viktória, Zoután, Ferenc, Peter, and józsef!!!
Have a nice New year :D

2012年12月20日木曜日

Blackout Final

16日から続いた照明の故障。
FLATのオーナーは英語が話せないので、その娘さんとのメールのやり取りで今日まで対応を実施。

16日:メールを投げておくも連絡つかず。

17日:娘さんからは朝、メールが来ていたが、大学でのミーティング・Xmasパーティ・追試対応等でリプライはこの日の夜になる。事象継続の旨を連絡。

18日:娘さんからオーナーに連絡してもらったが、本日の対応は無理で、19日(今日)の12時になるとの事。コンセントは生きてるので、スタンドは点灯可能。少々薄暗いだけで、特に生活に大きな問題は無し。逆にクリスマス気分を楽しめてるかも・・・。

19日:オーナーと電気屋さん到着。彼らに一連の事象を説明し、このスイッチが、と言いながらスイッチを入れてみると、なぜか照明が点灯!
昨日までは全く点かなかったのに!!「目が点」とはこの時の俺の顔を言うのだろう。。

オーナーさん、なぜかニヤニヤしながら「こっちにおいで」とFLATの玄関先まで案内してくれる。

玄関隅のパネルを開けると、このFLATの電気系統を集中的に制御している装置(なんて表現したらいいのかわからん!)が・・・

オーナーさん、「ここのブレーカーが落ちてたから、入れてからお前のとこに行ってん!」って、笑顔でいいながら(注:ハンガリー語なので、ここは想像、でも間違っていないと思う・・)がっちり握手して終わり!

ブレーカーが落ちたことが今回の原因ということで、そもそもブレーカーがなぜ落ちたかなんかはどうでもいいみたい。

まあ、直ってしまえば原因なんでてどうでもいいという考え方には、「I agree with you!」

少なくとも大きな問題がなかったということで、この件は一件落着!

これで、3日間続いたXmas Nightも終了。今は明るい光の下で、これを書いてます。

2012年12月19日水曜日

800Yen / 1kg

ハンガリーでも米は売っている。
来た当初に買った米は、ぱさぱさで食べれたものではなかった。
まあ、その頃は日本米の味覚が舌に残ってたので、点数が辛くなるのも仕方のない事だったのかもしれないが、その後ハンガリー米にTryしていないので、その当時の印象が改善されていない。
あの時は節約のため一番安いのを選んだし、そもそも鍋で米を炊いたことも無かったので、炊き方が悪かったもしれない・・・兎も角、悪い印象のままでは終われない!

ということで、今日は再トライ!近所のスーパーで米を物色。だが、値段もいろいろあってよくわからない・・・
そんな中で、「Sushi」という表示に惹かれて購入したのがこれ。
500グラムで1000Ft、円に換算すると約400円!よくよく考えてみれば、これって高くね?
ネットで日本の米の価格を調べてみたところ、だいたいKgあたり400円なので、日本の倍の値段!!
買ったはいいが、これを常時食すわけにもいかんよな。
そんな超高級食材のお味はというと・・・

鍋での炊き方がうまくなったのか、たまたま火加減、水加減がうまくいったのか、はたまた思い込みか・・・・米やん!!!

少なくとも、米が食べたくてどうしようもなくなった時には、これのお世話になることができる!
この米は最後の手段とし、ここからどこまで妥協できるかを試していく。

ハンガリー生活でのスローガン決定!「暮らしは質素に、心は豊かに!」」(爆)

2012年12月18日火曜日

Xmas Party in Faculty

今日は今年最後の言語学部ミーティング、その後、学部内でのクリスマスパーティを実施。
ミーティングは、Vikiが議題に沿って進めていく形式で、副学長のIldikoも遅れて参加。クリスマスシーズンだからとは思うが、キャンドルが灯された中で議事が進行。机には飲み物とお菓子も置かれリラックスした雰囲気で打ち合わせが進んでいく。

ここに来てからずっと感じることとして、上司、部下の関係がとてもフレンドリーで、なにかの集まりがあると、学長をはじめ上司がホストとなって部下の労をねぎらうシーンが多い。
お国柄といってしまえばそれまでだし、実態はよくわからないが、少なくとも新参者の目から見るとそう見える。それぞれの目線をどこに置くか・・・。上に置くより下に置くほうがいいんでない??ここに来て改めてそう思う。。。まあ、この話題についてはあまり突っ込まないでおこう。

ミーティングの議題は主に来年のプロジェクトについて。
来年はC's(C subject)という新しいプロジェクトが立ち上がり、10週間の活動をするとのこと。
その一環として俺に割り当てられた役割は、ここに来た当初に実施した日本紹介をメインビルディングで実施すること。その他の国の紹介も他の先生が実施するとのこと。
No probrem!  次回も頑張ります!!(笑)

ミーティングが終わり、一旦ここで簡単な乾杯を実施。

その後、言語学部の前学部長であるMagdiの家に移動し、パーティの続きを実施。
サプライズとして、Magdiの教え子4人によるバイオリンとチェロのアンサンブルも!
さすがヨーロッパ!カラオケとは一味違う演出!!

この後は日本語クラスの追試の予定があったため、途中退場で大学に戻る。
言語学部の教師全員が集まる機会は、今年はこれを以って終了!
自身としても、あと少しのレポートの手直しと生徒との対応を終えれば、今期の大学での活動は一段落を迎える。。。明日で一旦のケジメをつけることとする。

ちなみに、
FLATの電気は今日も消えたまま・・・(笑)

2012年12月17日月曜日

blackout??

朝10時頃、部屋の入り口の上にあるブレーカーが「パチッ」という音とともにダウン。
併せて、スタンド、ルータ等の電源断。

ここに来て初めての現象。

ん、、電気の使いすぎか??でも、いつもと同じで、特にオーバーフローするほど電気は使っていないし・・・
ブレーカーを上げれば回復するだろうと安直に考えていたが、ブレーカーを入れても回復しない。。
とりあえず、オーナーにはメールを投げておいたが、今のところリプライは無し。

その状態のまま夜に突入。幸い落ちたのは、Lightingのブレーカーのみで、これによる影響としては、備え付けの照明が灯かないことと、リビングのコンセントが使えないこと。
キッチンのコンセントは生きているので、電源をそちらに変更し、スタンドでなんとか明かりを確保。

不思議なことにキッチンのIHコンロは、4口のうち2口のみが稼働し、あとの2口は電気が来ていない状態になってる。まさか、2系統から分散して電力を供給している??
気持ちが悪いのでコンロは使わず、今日の夕食はこの前もらったチョコレートで代用。
旨過ぎる!!

思いがけず、部屋がクリスマスモードになった日。

2012年12月16日日曜日

papurikas knumpli

第一セメスター終了後のアンケート、今日は学生に助けてもらい、すべての記述式の解読を終了した!
学生とは、12時にマクド前で待ち合わせ。しかし丁度昼時で、マクドは満席だったので、別の店に移動。

行ったのは「mandara teahaz」という、お茶の専門店。インディアンスタイルというか、アジアンティスト満載の店。店内にはインドの仏像と蝋燭が置かれており、店の奥では若者が水たばこを吸っているという、到底一人では入れないような雰囲気の店。まあ、結果から言うと、健全で落ち着く良い店だったんだけど。。

記述式アンケートの内容は、良かった点と悪かった点の2点。

悪かった点の1位は以前も書いたとおり、英語がわからないというもの。昨日、Gerryに確認すると、英語の出来る学生は全体の15%位とのことだったので、この結果にも納得。ここは来期の授業の改善点。

良かった点として、「授業の雰囲気」という意見が多かった事には救われた。
実はここは授業実施当初から目的としていたところ。日本語が話せなくても特に就職にも絡まない環境下で、勉強を継続させるためには、「次も来たい」と思わせるしかない。
特に初級者の場合は、初めて日本人の日本語に触れるのだから、相手も緊張してるはず。
どうせ専門的な解説は出来ないのなら、せめてリラックスできる授業にしたかったので、この結果はうれしいものだった。

頼んだお茶が冷えてしまうくらい、50以上のアンケートの一つ一つを丁寧に英語に訳してくれた学生には感謝!

帰りには「papurikas knumpli」というハンガリー料理までもらった!
わざわざ作ってくれたらしい。
じゃがいもとソーセージが入ってて、パプリカで味付けしたシチュー的なもので、ハンガリーの家庭料理の一つ。

最近あまりまともな食事をしていなかったので、これは助かる。

むっちゃ旨し!

köszönöm Tamara!  nagyon finom!! ^^/


2012年12月15日土曜日

+-0

「生きてるだけでまるもうけ」

事がうまく回ってるときは調子こいてるけど、いさ壁にぶち当たったり、自分の思うように進まなかったりすると、すぐ落ち込んだりひねくれたり悲観したりするのが人間の性(さが)。

それはそれでいいと思う。
とりあえず1日2日は真摯に考えることが必要、だがことさら悲観的になる必要もない。
そもそも失敗無しの人生なんて有り得ないし、もしあったとするなら、それは覚醒前の裸の王様かピノキオのような無機質なもの。
失敗は成功の布石とでも考えておけばいい。

さんまさんが言った「生きてるだけでまるもうけ」
捕らえ方は人それぞれだろうが、俺はこの言葉が好きだ。
ただ、ここまで楽天的にはなれず、自論としては、人生儲けはないがマイナスもないと思ってる。

元々俺は運命論者で、人間って生まれてきたときから死ぬまでのシナリオはすでに決まっていて、そのシナリオに沿って生きてるだけのことだと思ってる。
(誤解してほしくないが、だからといって適当にしろと言ってるわけではない。)

天国には人それぞれの蝋燭があって、その蝋燭には目盛が打たれてる。
その目盛の燃え尽きた時が人生の終焉時期。

でも時々は神様が風邪をひいて、その咳で炎を消してしまう時もある。寿命を全うせずに自ら自分の命を消す人がそれ。

で、その蝋燭の中には、グラフでいうと、プラス側に上がったり、マイナス側に落ちたりする時期が刻まれている。で、最終的に燃え尽きるときには、何も残らない。つまり+-0で終わる。

さんまさんの考え方は、そもそも悲観する必要もないという考え方(なのかな?)。
それに比べると俺の考え方はネガティブかもしれないが、辛いこと、悪いことがあった分だけ良い事が待ってると考えれば、悪いときでもそうそう落ち込まずにすむ。

蝋燭がいつ消えるのか、もしくは神様が咳をするかどうかは誰にもわからない。

そう思うと、わからない先のことを考えて心配するより、今出来ることを今やるしかないよな!

2012年12月14日金曜日

questionnaire

今週初めから、最後の授業の時に学生達に書いてもらったアンケートを集計中。
アンケート用紙は大学側が作成したもので、勿論ハンガリー語。
まず最初の作業として、アンケートの内容把握から(汗)。

5段階評価のアンケートが24問、後の2問は記述式となっている。

先生のスキルはこのコースを成功に導くために貢献できるレベルであったか?
先生のインストラクションは明確だったか?
先生のバックグラウンドや個性は学習のプロセスの励みとなるに足りるものであったか?
等々の先生に対する評価が9項目。

次に、自身のスキルアップにつながったかどうかの自己評価、教材に関する評価、クラス内での相互補助に関する評価、次期セメスターに向けた自分自身での気付き等々が計15問。

アンケートはそのまま大学に提出するのだが、自分自身のためにも、設問ごとに円グラフ等で集計しておくつもり。

厄介なのは記述式での回答の解読。

設問内容は、
1.このコースであなたにとってのキーポイントは?
2.コース全体を通して最も困難であったことは?

ちなみに設問はワープロで書かれているので、それを翻訳ソフトにほり込み、まずは英語に訳した上で、言葉を並べ替えて解読する。みんなも経験があると思うが、翻訳ソフトで直接日本語に翻訳すると、支離滅裂な結果が返ってくるので(これはこれで笑えるが・・・)

ただ、記述式は、解読する前に各自の個性満載のスペルが読み取れない!
これには参った。。
たまたま、今期最後の授業は昨日のAdvanceクラスの社会人。
苦肉の策として、アンケートの日本語翻訳を授業の題材とすることで解読を手伝ってもらい、半分は終了。

少し驚いたのは、英語がわからない生徒が結構いること。初心者クラスに特有の結果ではあるが、
これは盲点だった。
英語が不得意の生徒に対し、それにも気付かずブロークンな英語でかなり怪しい文法の説明をしていたということか・・・
それに気付かされたのが最後のアンケートということで、かなりショックな状況。
初心者クラスは人数が多い上に全員がコンスタントに出席する状況でもなく、加えて途中退席もあるので、そこまで気が回らなかった。
正直、全員の顔と名前が一致していないのもこのクラス。
言語学部の学生=英語は出来る、と思い込んでたのも事実。。

うーん。こっちにきてから久々の挫折感・・・

一人で居てると考え込んでしまうので、明日はGerryに相談してみる。

He who never made a mistake never made a discovery....

2012年12月13日木曜日

last lesson at this semester

今日を以って今学期の授業が終了。
9月中旬から3ヶ月、なんとか休講することもなく終了できた。

写真は授業終了後の教室。
ここでは、西ハンガリー大学の学生と、社会人および高校生に対する市民講座を実施した。

また、セーチェニー大学では、選択授業の一環として学生に対する授業を実施。

日本語の教え方はこうあるべき!といった知識が無い中での3ヶ月。時にはぐだぐだな英語での説明となり、生徒には申し訳なかったことも多々ある。

来期は今期より少しでもわかりやすい授業にするためにも、この休みを使って見直すところは前向きに見直していこうと思う。

甲子園球場や柔道会場に一礼してから入退場する光景を見るが、改めて誰もいない教室に一人でいると、無機質な教室にも敬意を表したくなるから不思議・・・

とりあえずは、前期終了、おつかれでしたっ!

2012年12月12日水曜日

3ヶ月経過

なんやかんやでハンガリーに来てから3ヶ月が経過。
厳密に言えば12月7日で俗に言う3ヶ月記念だったけど、そんなことはすっかり忘れてた。
この間、季節は晩夏から初冬に変わり、当初は耳もすっきり見えていたヘアスタイルも、今では初期の長渕状態となったことが時の流れを感じさせる痕跡。(正直ベースで言うと、ヘアスタイルを説明する自信がないため、散髪に行けない状態)

今のところ大きなカルチャーショックは特に無く、こっちの生活に順応出来ている。
このままで行くと帰った時のリエントリーショックのほうが大きいような気がする。。

さて、今日は今期最後-1日の授業。
社会人、大学生、高校生が入り乱れる市民講座。
ここでもXmasプレゼントをいただいた。
チョコレートと紅茶。ラメの付いた袋入りで。

帰ってから見てみると、この袋にネイルが一つ紛れ込んでいた。
ネイルってよくわからないけど、1個無くしたらあとの9個は無駄にならないのかな??

多分これはプレゼントでもなさそうだし・・
大丈夫なのかどうか・・・気になるところ。

Köszönöm Viktória & Zsófia!

さて、今期の授業も残すところあと1日。

ピシッと〆るぜい!

2012年12月11日火曜日

miso soup

この前は朝食を載せたので、今日は夕食を!
日本から送ってもらった米と味噌で具沢山味噌汁+白米の夕食。

鍋で米を炊くコツもようやくわかってきた。

こっちで米を炊く時は水を多めに入れ、少々水分が残っているうちに火を止めるほうがいい。
調子に乗っておこげを作ろうとはしないこと。
これで2回失敗し、鍋底全体に黒こげの米が張り付いたので。。。




2012年12月10日月曜日

Report作成


この土日は引き籠もって第一セメスター終了時の報告書作成を実施。 厳密には12月12日(水)の授業を以って、第一セメスターは終了する。 この後、学生達はテスト期間に入り、2月までにいくつかのテストをこなすことになる。

日本語の評価が必要なクラスは明日の西ハンガリー大学初級者コースの生徒達。 50問の試験と口頭試験+出席日数で判断する予定。


学生に対するテストとともに、面白いのは先生に対する学生の評価も実施されること。 これは、アンケート形式で匿名方式で実施され、先生はその内容を元に自分の授業を内省する材料とする。 アンケートは大学事務局にて纏められることから、もしかしたら先生自身の評価につながるのかもしれない。 これは日本ではない制度??自分の学生時代は遠い昔のため、わかる人がいたら教えて(笑)


前にも書いた記憶があるが、こういった報告書を作成していると、前職若手社員の面々を思い出す。入社後2年間をトレーニー期間として、彼らにはその間いろんな報告物や、プレゼンの機会を設ける。これとともに本来業務も実施することで、スケジューリングやリスケ、リスク管理、報連相と言ったビジネスの基礎を学んでいく。


プレゼン資料も作り始めたら結構面白いもの。ただ、彼らの場合、平行作業でやらなければならない分大変だと思う。それに比べると、俺はこの作業に集中できるだけ楽なのだろう。

今回の報告書、学部長からは「簡単なレポートを」ということだったが、いっそのことプレゼンも可能な作りにしようと思う。こういう点では、仕事内容は違えども、前職のスキルを活かせるので有り難い。

前職で得たテクニカル系スキルは段々と過去の遺物になりつつあり、それが悲しくもあるが・・・。
今ではその時得た資格もただの紙にすぎない。。
まあ、あれは動機の大半が資格取得一時金というお小遣い稼ぎで取ってたようなものなので。。。
ただ、自分の時代に資格取得一時金の縮小をせざるを得なくなったことだけが心残り。
いっそのこと、「CCIE取得者には100万円!」とかいう規程を置き土産に出来ればよかったな・・。



ん??話が逸れすぎて修正不可能なので、今日はこの辺で!

2012年12月9日日曜日

Breakfast

最近の朝ごはん。

サンドウィッチパンにハムとチーズと目一杯のレタスを挟み込み、マヨネーズとマスタードで味付けしたものがマイブーム。

このパン、日本円にすると1個10円もしないのだが、大きさもちょうど良く、硬さ、味ともに一番好きなもの。
パンの値段ってどうやって決めてるんだろ?
パンに関して言えば、高いもの=美味しいものという図式が(俺には)当てはまらない。

ただ、ハムの味は値段に比例すると思う。
とはいえ、まだ専用のハム売り場で買うことは出来ず、専ら小売にされたハムを買っている。

ハム売り場はいつも長蛇の列が出来ているので、多分おいしいんだろうな。。
でも、買い方が???グラム数を言うのか数を指定するのか??

そのうちTryしてやるぜっ!

2012年12月8日土曜日

xmas choco

今の季節、スーパーやデパートにはXmas用のチョコレートが並ぶ。

代表的なものの一つとして、サンタクロースを形どったもの。もう一つはキャンデーのような包みに入ったもの。これはグラム買いで、大きな籠に無造作に放り込まれたものを好きなだけ袋に詰めて、重さに応じた金額を払う方式。

写真は生徒からの頂き物。
大学から帰る途中のクリスマスマーケットでHot Wineをお返しに。

今日でセーチェニー大学での第一セメスターの授業は終了。セーチェニー大学のみんな、今期はおつかれさまでした。また来期に会いましょう!

2012年12月7日金曜日

Holy Night...Surprise night!

12月6日、ヨーロッパではこの日、サンタクロースが子供達にプレゼントを持ってくる。

西ハンガリー大学ではこの日、先生を対象としたクリスマスパーティが行われ、なぜか俺も学長から招待状をいただいたので、行って来た。
学部長Viktoriaの計らいだとは思うが、この式典は全てハンガリー語で行われるため、Antonioも一緒に行ってくれることになった。
今日は16時50分までセーチェニー大学での授業、その後ダッシュで帰宅し、17時30分にオフィスでAntonioと待ち合わせ、17時45分に西ハンガリー大学メインビルディングに到着。
18時から式典が始まる。
会場に入り、間もなくすると、バイオリン9名、チェロ1名による演奏が始まる。
その後、学長の挨拶、内容はこの一年間の教員に対する感謝(ここから先のハンガリー語でのスピーチ内容はすべてAntonioの通訳による)、その後、牧師さんのお言葉。内容は「about Love」自分を愛すこと、他人を愛すこと。
その後は学生のよるクリスマスソング。トータル4グループが順番に披露してくれた。 歌は全てハンガリー語、Antonioは歌詞まで訳してくれる訳もなく、意味はわからないが、所々で知っているハンガリー語が出てきたので、それを捕まえることに。。とはいえ、そうそう知っている単語も出てこない。歌声がカタカナとして入ってきて、頭の中はボキャブラ天国状態に・・・
以下、聞き取れた内容。
・もう飲めないよお!
・なぜなぜエマニュエル
・ぶたないで、アーメン
・いってまえ、さあラーメンと!

極め付けは、少々髪の毛の薄い男の人の独唱部分
・は~げ~のせいでえ~・・・・(これを3回繰り返す)  厳かな雰囲気の中、肩を震わす日本人が一人。。

その後、学長から、各学部の先生に対する表彰式。次々と先生が表彰され、我が言語学部からはDr.Heikeがドイツ語学習に対する功績を表彰された。

ありえないことに、その次に「ヤパヌウルレクトロオ~、、・・・ヒイトオシイ」というボクシングの選手名コールのような紹介が!! ViikiとAntonioがにやにやと笑って、前に行くように勧めてくれる。Viki曰く、単身ハンガリーに来てすぐに、オーストリアとの共同PJであるプレゼンの実施が評価されたとのこと。。多分Vikiが推薦してくれたんだろう。Holy nightがSurprise nightに変わった瞬間。。。学長から、お祝いのXmasプレゼントを頂いた後、式典は終了し、Dinner会へ。 
12月6日、ヨーロッパではこの日、サンタクロースが子供達にプレゼントを持ってくる。

俺にとってこの日のサンタクロースは、学長でありViktoriaでありAntonioだったみたい。

2012年12月6日木曜日

I hate exam!

9月から始まった第一学期もそろそろ終盤を迎える。
セーチェニー大学での授業は今週で終了、西ハンガリー大学は来週で終了予定。

西ハンガリー大学では日本語の授業も単位として組み込まれており、学生毎の評価をしなけれないけない。
実はこの情報、つい今週に知らされたばかりで、今まではあまり気にも留めてなかった・・・というか大学のシステムそのものがよくわかっていなかったというのが現状。

西ハンガリー大学では、セメスター毎に5段階評価を実施し、それをクレジットしていく。
つまり、卒業にはある一定の単位が必要であり、その対象に日本語の授業も入っているということ。んで、評価対象となるのは、出席率が70%を超える学生で、評価方法は先生に一任とのこと。

今まで不思議に思ってたことの一つとして、学生の中には、なんでこの子が来てるんだろうと思うような、ある意味やる気のない学生が後ろにいたりしたのだが、もしかしたら出席率稼ぎか??

ちなみに評価対象は大学生のみで、市民講座の高校生や社会人は対象外。
でも、俺からすれば、大学生より社会人、高校生のほうがよっぽど熱心なんだけど・・・
これは世の常か。。

さて、評価方法をどうするか。
幸いにして評価対象である西ハンガリー大学の学生は全員初心者クラスなので、レベル別の評価基準は考えなくても良い。
今考えているのは、個人別の口答試験。
やさしい問題から難しい問題までを織り交ぜ、これが出来ればレベル5、ここまでならレベル3、という基準を設けたうえで、試験を実施しようと思う。

また、出席率70%を切る学生に対する救済措置としては、写経というわけではないが、ひらがな、カタカナの書き取りを提出させることでまかないたい。

写経というと、娘の高校時代の校則違反の罰則を思い出す。でも、この罰則、案外良くて、高校時代終わりの頃には般若心経を見ずに、それも筆ですらすらと書けるようになってた。この成果については、如何に校則違反を重ねてたかという証明にもなるのだが・・・。

ついでと言えば何だが、当時、娘の友達にバイクのクラッチの切り方を真剣に教えてたことがある。夏の暑い最中、どうにか出来る様になって、送り出したのだが、後から聞くと無免だったらしい(汗)。その子も今では一児の母親。月日の経つのは早いもんだ。

ん~。。また話が逸れた。

とはいえ、来週が最後の授業、抜き打ちでの試験も何なので、メール、フェイスブックを駆使して試験実施の周知を今流し終えたとこ。

明日は、セーチェニー大学の対応をどうするか、まずは学部長を捕まえて確認したい。
まあ、セーチェニーのほうは、ほぼ全員の実力を把握できているので、試験無しでも評価は可能なので、そんなに焦ってはいないが。。

2012年12月5日水曜日

Budapest紀行Final.People

1泊2日のBudapest観光(いやいや、メインはセミナーだが・・・もういいか(笑))、の行程は全て終了。主要な場所を見学するには、効率的に廻れば1日でも可能とは思うが、夜景を堪能するには1泊をお勧めする。地図だけを頼りに徒歩での観光だったが、歩くのが苦にならない人であれば十分廻りきれる。2日間で計5万歩くらい歩くことになるが^^。
最後に風景以外の写真をUpしておく。
写真左は、マーチャーシュ教会から王宮に向かう途中で、コンビニから出てきた子供たち。




写真右は王宮の衛兵交代の様子。
王宮は現在、大統領官邸となっており、入り口には2名の衛兵が門番をしている。
場所は鎖橋からケーブルカーの出口すぐのところ。
最初、門番の様子を見たときには、人形かと思うほど微動だにせず、ただ目だけが動いている状態だった。
ある時間ごとに交代が行われ、鼓笛隊(太鼓だけだが・・)が交代要員とともに訪れる。太鼓の音が聞こえてきたら見に行ってみて。

ヴァーツイー通りでは広場で人形劇をやっていたり、道端でも大道芸人があやつり人形を操っていた。
あやつり人形って、ハンガリーの伝統芸?

写真の人形は、音楽に合わせてトランペットを演奏している。

それを、ちいさな子がじっと見ている。
ポケットに両手を突っ込み見ている様が、ちょっと小生意気でかわいかった。




最後に、なんというところでもないところで、自分自身の記念撮影。

ん??
場所の選択ミスか・・・

大阪のオフィス街みたいやん!


2012年12月4日火曜日

Budapest紀行Part7.ゲッレールトの丘(Gellért-hegy)

エリザベート橋を渡りきると目の前にはゲッレールトの丘に続く結構な勾配の坂が。
ゲッレールトとはヴェネチアの宣教師の名前であり、初代国王であるイシュトバーンの子供の家庭教師としてBudapestに来た聖職者の名前。異教徒による反乱時に、葡萄樽に入れられてこの丘からドナウ川に投げ落とされ、殉教したことから、この丘が「ゲッレールトの丘」と呼ばれるようになった。
目の前の螺旋形の道を登る。
実はこの裏手には舗装された道もあり、バスでも頂上に上がれるようになっている。

   
頂上には、やしの葉を掲げた「自由の像」がある。ここは、夜にはライトアップされ、鎖橋からは王宮とともに、照らし出されたこの像がよく見える。

この像は、第二次世界大戦後、ナチスからハンガリーを開放したソ連兵士の慰霊のために建てられたものであり、当時はソ連兵士の像もあったが、社会主義崩壊時にソ連兵士の像は取り壊され、この像のみがシンボルとして残されている。


ナチスと言えば、昨夜ドナウ川沿いで、何足もの靴のオブジェを見た。ナチスに迫害されたユダヤ人が、ドナウ川沿いで射殺され、川におとされた痕跡を残したもの。(shoes on the danube promenade)

なぜ靴を脱がされたかというと、当時靴は貴重品であったため。

ドナウ川沿いで射殺したのは、後の始末をドナウ川に託すため。



この後は、自由橋(Szabadság híd)を渡り、Pest側へ。もともとこの橋は、当時の皇帝であるフランツ ジョセフの名前をつけられていたが、第二次世界大戦後、「誰にも支配されない自由なハンガリー国」という願いを込めて、自由橋に改名されたという、めずらしい橋。現在では老朽化が進んでおり、自動車の速度制限もされている。
いづれはなくなる可能性の最も高い橋かも。
Budapestには合計8橋の橋がかかっているが、中心部にある主要な4橋を徒歩で制覇!これで、今回の目的は達成。

ここからは、Győrへの帰途のため東駅を目指してぶらぶらと。。。この紀行も〆を残すばかり・・・

2012年12月3日月曜日

Budapest紀行Part6.ヴァーツィ通り(Váci út)

ヴァーツィ通りは、Budapestの中でも賑やかな通りのうちの一つ。
昨日通ったアンドラーシ通りにはルイ・ヴィトンやグッチの店があり、さしずめ「銀座」という雰囲気だったが、ヴァーツィ通りは心斎橋や道頓堀的な匂いのする通り。
今日は日曜日ということもあるせいか、たくさんの人が買い物にきている。
毎日が歩行者天国状態。

クリスマスマーケットあり、カフェあり、広場にはいろんな屋台が出ている。
常にあるものなのか、今のシーズンだからかは不明だが、色々な種類の食べ物、飲み物があり、中には物を見ても何かわからない怪しげな食べ物も。。。
少し体が冷えていたこともあり、ここは無難にHot Wineを購入。
マクドナルドでいうところのミディアムサイズのコップに並々と注がれるので、ワインといえどもふわっとした気分になる。となりでは80歳近いと思われるご婦人2人もちびちび飲ってる(笑)

さて、体も温まったところで、ヴァーツィ通りを抜けるところまでぶらぶらと歩く。

通りに面したカフェが所々にあり、なんと、「ハードロックカフェ」も発見!
本町のハードロックと比べると間口も狭く、こじんまりとした感じ。。
中は広いのかなあ??
写真は、Anna Cafe・・・だから何?っと言われれば、なんでもないが・・(笑)

この通りを抜けて、再度ドナウ川方面に向かうと、真っ白い橋が見えてくる。
エリザベート橋(Erzsébet híd)と呼ばれるシンプルな橋。吊橋のように見えるが、近くで見るとワイヤーではなく、石膏のように見える。
この中にワイヤーが入ってるのだろうか??
この橋が今まで渡った中で一番短く、290m、つまりここがBudapesutを横断するドナウ川の一番狭い所になる。
この先はゲッレールトの丘(Gellért-hegy)につながる。夜には王宮と並んでライトアップされる地点。

2012年12月2日日曜日

Budapest紀行Part5.王宮(Budavári palota)

2012年11月25日(Sun)
Foggy morning!
空はどんよりとしており、今日一日は太陽を拝めそうもない天候。でも雨が降るよりは全然Okay、霧のBudapestも趣があり、善しとしよう!
シャワーを浴びた後、朝食に。Bufe形式で種類も豊富。ベーコンと2種類のソーセージが美味しかった。飲み物はジュース3種類、ミルク、カフェラテ、エスプレッソ等々。
チェックアウト後はBuda側に向かうべくマルギット橋(Margit hid)を横断。



Budapestはドナウ川を挟んで街側がPest、山側がBudaとなり、昨日まではPestに居た。今日はBudaとPestを行き来し、ドナウ川にかかる主要な4本の橋を自分の足で歩く予定。
Buda側からはPestにある国会議事堂の全景が見える。霧の中の国会議事堂。
それにしてもでかい。1902年に完成した建物で、ルネッサンスやネオゴシックといった複数の建築手法が取り入れられている。建物の長さは約300メートル、幅は100メートル強で、ガイドツアーも行われている。
国会議事堂が正面に見えるところから、急な階段を登り、FLATの間を抜けるとマーチャーシュ教会(Mátyás templom)が。その横には三位一体の像(Szentháromság Szobor)がある。
三位一体の意味は「父・子・聖霊の三位は、唯一の神が三つの姿となって現れたもので本来は一体のもの」というキリスト教の教理。(わかる?)この像は特にここにしかないということはなく、Sopronという街にもあるらしい。この街には生徒も住んでいるので、機会があれば行ってみたい。

ここから王宮の丘を廻り、王宮(Budavári palota)に入る。入り口には守護獣である合計4頭のライオン像が王宮を見守る。
日本の狛犬は2頭だが、こちらでは4頭が一般的??。鎖橋にも4頭いるし・・・。共通点は口を開けた獅子と口を閉じた獅子がいることか。
ここは高台に位置していることから、Pestの街が一望できる。
次の機会があれば、晴れた日を狙って、また、ライトアップされた夜の景色も見てみたい。

王宮に来るわかりやすいルートは、鎖橋を渡ったところからケーブルカー、もしくは徒歩で階段を登るルートだろう。ただ、今振り返ってみると、端っこの橋(マルギット橋)から攻めたほうが効率的で、主要な場所は全て廻れるのでお勧め。
時間のない人はお金はかかるがいろんなツアーがあるので、それに便乗するのが楽かも・・。

さて、次はドナウにかかる最も綺麗な橋、鎖橋を渡り、一旦Pest側に戻ることとする。




2012年12月1日土曜日

Budapest紀行Part4.鎖橋(Széchenyi Lánchíd)

17時にセミナー終了。外は既に日が落ちているが、街の賑やかさは昼間と変わらない。さすが首都!と変な感心をしてしまう。
OktogonからAndrassy通りをドナウ川方面に向かう。この通りも世界遺産に登録されている。途中、聖イシュトヴァーン大聖堂(Szt.István Bazilika)がその姿を現す。ここは、初代ハンガリー王であるイシュトバーンに由来した大聖堂で、彼の右手のミイラが保管されているらしい。時間も遅い為中には入れず、外からの風景のみ。Győrの大聖堂をもっと大きくしたような外観だった。


ここからドナウ川沿いまではすぐ。途中「Kyoto」という日本料理店を横目で見ながらドナウ川に到着。
ここではライトアップされた鎖橋(Széchenyi Lánchid)とその向こうに聳え立つ王宮(Budavári palota)の景観に圧倒される。

実は、今回ここに一泊する最大の目的は、「ドナウの真珠」と形容される景色がどれほどのものかを見たかったため。

いやあ、この景色は圧巻!
過去に帝国と呼ばれた由縁が聞かずともわかる風景。
川面に反射する光はまさしく「ドナウの真珠」」だが、俺が命名するとしたら「威風堂々」・・・それだけ圧倒される風景・・・

本日の宿はドナウ川に浮かぶボートホテル、「Fortuna」。
シャワー、トイレ付きシングル、プラス朝食付きの三ツ星ホテルで、日本円にして3,000円弱とリーズナブル。
鎖橋からは、国会議事堂、マーギット橋(Margit híd)を超えたところにあり、ドナウ川沿いをぶらぶら歩くと到着する。

部屋は広くはないが、清潔で静か。
デッキからは対岸ブダの夜景も見れ、一人旅には申し分のないホテル。
とても密度の濃い、良い一日が終わった。




2012年11月30日金曜日

Budapest紀行Part3.オペラ劇場(Magyar Állami Operaház)

英雄広場からアンドラーシ通り(Andrassy UT)を地下鉄M1に沿って歩く。
地下鉄の入り口には各々その駅名を書いた看板が出ているので、わかりやすい。
BudapestにはM1からM3といった3つの地下鉄が走っており、ドナウ川近くのデアーク広場で交差している。この通りも世界遺産に指定されているらしい。
まずは、今日のセミナー会場であるOktogon駅を目指す。
この駅から約3分ほどのところに国際j交流基金の日本文化センターがある。
ちょうど駅近くのところで、カローリ大学の若井先生家族と出会う。
俺がGyőrに到着して間もない9月に、神奈川大学の留学生を連れて、Győrに来られた先生。
相変わらず子煩悩で、この日も一家総出の様子。

国際交流基金の場所を確認後時間もあったので、近くの国立オペラ劇場に向かう。

Oktogon駅から10分もかからず、オペラハウス前に到着。
正面から見ると、建物自体はそんなに大きくは感じない。

申し込めばガイド付きで客席等の見学も出来るみたい。エントランスまでは入れそうなので、中を見たところ、入り口右手前にチケット売り場があり、何名かの方が並んでチケットを購入していた。その奥には小さな御土産物屋があったので、そこをを覗き、エントランスの様子を写真に収めて見学終了。

内部の写真を撮るには、まずはガイド付きの案内を申し込み、その上で写真を撮る権利を買わなければだめらしい。

なかなか商魂逞しいな。
でも、これって後から知ったことであり、知らなかったものだから、普通にエントランスの写真を撮ってて、特に注意もされなかったので、エントランスまではOkayなんだろう。(と都合の良い解釈をしておく)

この後はOktogonまで引き返し、研修受講となる。


2012年11月29日木曜日

Budapest紀行 Part2.英雄広場(Hősők tere)


Budapest-Keleti駅からは徒歩で市内を廻ることに。ここにはバスや路面電車や地下鉄といった移動手段があるが、今回は全て徒歩で廻る予定。
ところで、世界で初めての電車による地下鉄を作ったのが、ここBudapest。
車両はボロボロだが、予算がないので1970年当時に旧ソ連で製造された車両を未だに使っているらしい。初めて来る人は話のネタに一度は乗ってみるのもいいだろう。
結構スリリングな感じを味わえると思う。俺は以前、生徒と一緒に乗ったのでましだったが、知らずに一人で乗ると、自ずと身構えてしまうような雰囲気、とだけ言っておく。

Győrもそうだが、ここBudapestも全ての通りに名前がついており、コーナー毎に看板で明示されているので、地図を見ながら歩くのも簡単な所。但し、当然ではあるが、「地球の歩き方」等に載っているカタカナ書きの地名では、文字を比較することが出来ないので、その国々で売っている地図を購入することをお勧めする。
今回俺が持ってきたのはGyőrで買ったBudapest市内地図に行きたい所をマークしてきたもの。
例えば、「くさり橋」に行きたかったとしても、こちらの地図に「Chane Bridge」とは表記されていない。
こちらでは「Széchenyi lánchíd(セーチェニー鎖橋)」という表記になる。ねっ、日本の呼び方や英語の呼び方ではわからないでしょ。

最初の目的地は英雄広場(Hősök tere)。
Thököly通りを進み、Dózsa通りとの交差点を左に歩く。広場の手前には大きな市民公園があり、犬の散歩をさせる人で賑わっている。
Budapest-Keleti駅から30分ほどで英雄広場に到着。
ここは、ハンガリー建国1000年を記念して、1896年に造られた広場。中央に建っているのは建国千年記念碑。頂上にいるのは初代王である聖イシュトバーンの王冠を持つ大天使ガブリエル。この天使がローマ法王に対し、聖イシュトバーンに王位を授けるように告げたと言われている。


ただ、この塔の高さが35メートルもあるので、ガブリエルがどんな表情をしているのかは仰ぎ見ても見えない。
しばらく挑戦していたが、首が痛くなったので断念。

台座にはハンガリー人の祖先である7部族の長による騎馬隊が塔を取り囲んでいる。
いかにも強そうな風体で、帝国と呼ばれた時代の主を彷彿させる。





この塔の左右には半円形で塔を取り囲むようにして、歴代の英雄達が並んでいる。
写真の一番左の人が、大天使ガブリエルの推挙により初代ハンガリー王となった、イシュトヴァーンの銅像。
手には二重の十字架をもっており、キリスト教徒としての顔と、政治も司ることを意味している。塔の上のガブリエルも王冠とともに二重の十字架を持っているようだ。(重ねて言うが高すぎて見えない・・・)

ちなみにこの広場の左右には国立西洋美術館と現代美術館が、少し離れたところにセーチェニー温泉がある。


2012年11月28日水曜日

Budapest紀行Part1.From Győr to Budapest-Keleti


11月24日(SAT)8時25分、GyőrからBudapest-Keleti行きのrailJetに乗車。
この電車はWien-Budapest間を結ぶ特急電車で、俺が住んでいるGyőrは丁度WienとBudapestの中間に位置し、どちらへも1時間半位で行ける。
この電車、乗車位置がとにかく高く、地上から1m位上に車両がある状態で、乗り込むのが結構大変。
そういえば9月7日、Wienからの電車に乗る際、30Kgのスーツケースを電車に上げる(まさしく「上げる」という表現がぴったり!)のに、苦労したっけ・・

電車の乗り心地は良く、線路の継ぎ目のガタゴトという音も静かで振動も少ない。

以前、Budapestに行った時は学生と一緒であり、途中駅から合流する学生も居たので、普通電車で行ったのだが、小学生の遠足組や用事でBudapestに行く風のおばさん達でにぎやかな電車だった。
それに比べると、railjetは国を跨ることもあり、旅行者用の電車という感じ。
チケットの値段は、乗車券(往復で5,040Ft)に特急料金(片道205Ft)を加えるだけでよく、非常にリーズナブル。
ただ、聞いたところによると、Euro圏内でチケットを買う場合とFt圏内で買う場合とでは値段が違うらしい。
つまり、WienからGyőrまでの切符をEuroで買うほうが、GyőrからWienまでの切符をFtで買うより高いらしい。(あくまでも聞いた話であり体験していないため未確定だが)
ということは、ここからEuro圏に行くときはこっちで往復チケットを買ったほうがお得になる??この件は後日機会があれば試してみよう。

8時59分、Tatabanyaに到着。
社内放送は、ハンガリー語、ドイツ語に続き、英語での放送もされる。
普段の生活において英語が通じない環境にいると、英語放送を聞くと懐かしい感覚になるから不思議。言っておくが、英語がそう得意でもない俺でさえこういう感覚になるので、英語圏内から来た人はなおさらだろう。ちなみに看板や案内板のほとんどにおいて英語記載がないため、どこかに行くには少々の事前調査をしておいたほうが無難かも。まあ、最終的には身振り手振りでも意図は通じるのだが・・・

そうそう、こっちの駅には改札がない。
車掌さんが回ってきてチケットを1回確認するのみ。ということは、これをうまくすり抜けられれば無賃乗車も可能かもしれないが、見つかったときの罰金がかなりなものらしく、それ以前に車掌さんの目をかいくぐるのは至難の業だろう。
チケットを買う時間がないからと言って、そのまま乗り込み、車内で買うと言った考え方も通用しないので注意が必要。
ん??これって以前も同じようなことを書いたような気が・・・
うーん、考え方が成長していない・・・

Tatabanyaを過ぎた頃から霧がかかった風景になった。
今日の天気は生憎の曇り。でも、一週間前の予報では雨だったので、曇りでも万々歳。
傘をささずに済む分、ありがたい。
景色はというと、林間部を抜けていく感じで、駅の周辺以外は途中にぽつぽつと集落が見える感じ。コーン畑も見えるが、今の季節は収穫も終え、ただの土のフィールドにしか見えない状態。夏には一面ひまわりの花が咲くらしい。夏が楽しみだ。
山が少ないので、ところどころで地平線まで見渡せる。
慣れてくれば単調に感じるかもしれない景色。

9時50分、定刻通りにBudapest-Keleti駅に到着。
チケットが回収されるでもなく、そこここの出入り口から各自思い思いの方向に出て行く。

さて、ミニ情報として。。
日本と比べてとまどうのが、トイレ。
公共の場にあるトイレはほぼどこも有料で、トイレの前にレジを置いた番人がいる。
使用料の相場としては150Ft前後だと思われる。ちなみにBudapest駅のトイレは130Ft。
この番人にお金を支払うことで、初めて憩いの場に入ることが出来る。
とはいっても、日本のような個室ではなく足元と頭上はオープン状態。
また、Washletといった洒落た設備も無く、当然ながら紙もないのでこちらに旅行に来られる方はお気をつけあれ!

2012年11月27日火曜日

Japanese Torii Gate

先週の月曜日、市民向けの授業終了後、溶接工のAttilaが、「来週にSurpriseがあるから」と言い残して帰っていった。
Attilaと言えば、短髪にごっつい体格、太い二の腕に天女の刺青を入れた、一見その筋の人のような男性。
「真剣道」なる、刀を使った格闘技を習っているらしく、見るからに強そうなあんちゃん。見た目はそうだが、実は月曜のクラスのムードメーカーであり、むっちゃ気さくで面白い、俺の大好きな生徒!
月曜日の市民講座の雰囲気がat homeなのも、彼のfriendlyな性格がかなり影響していると思う。

今日はそのSurpriseの当日。
Attilaが見せてくれたのは、写真の「Japanese Torii gate」。
これは全て鉄で出来ており、一枚の鉄板を彼が加工して作成したとのこと。元ネタはネットで見た鳥居とのことだが、具体的な場所は不明。
屋根のカーブといい、接続部分といい、細かい部分の処置といい、すごく丁寧に仕上げられている。仕事の合間を縫って(彼の本職は刀やナイフ作り)6週間かけて作ったものらしい。
ずっしり重く、見事なもの!すげえな、ハンガリー人!!

びっくりしたのは授業終了後。このTorii gateをくれると言う。
いやあ、6週間の大作だぜ!そんな大事なものを俺が貰っていいの??

ありがたく頂戴したけど(笑)

物もすばらしいけど、なにより気持ちがこの鳥居以上に重くて嬉しかった!

Köszönöm Attela!  大切にするぜよ!


2012年11月26日月曜日

研修終了!

国際交流基金主催の研修を終え、ブダペストに一泊後、無事Győrに帰着。

まず、研修で1番良かったのは、ハンガリーで日本語教育に関わる方達と知り合えたこと。
国際交流基金の関係者の方々、ハンガリー人の日本語教師の方々、日本人の先生方と出会えたことがよかった。

研修内容についても、自分自身経験が浅いのでベテランの先生の視点は参考になった。

では自分自身、何が出来るか
一番大事なものって何だろう・・・

教える、教えられるという関係以前に「信頼関係」をどう築くかが大切だと思う。

・・・うーん、「信頼関係」はちょっと違うか。これは相手の気持ちも関係するもんな。

俺が生徒に対して出来ること・・・それは生徒を好きになること。
これは、一方的でも出来る。というか、自分自身、それしか出来ないかも。。

うまく言えないけど、教育ってテクニックではないような気がする。
「私の先生が私のために日本から持ってきてくれたもの・・・・だからその教材には力が宿る!」
↑交流基金の境田さんのコメント、この説明には激しく同意!

そうなるためにも、それ以前の信頼関係をどう築くか・・・・
自分が出来ることって生徒を好きになるしかないよなあ。

研修の間、自分の生徒の顔がいっぱい浮かんできたことが、自分自身嬉しかった。

俺は自分の生徒が好きやわ。と共に、そう思わせてくれる生徒がすごいわ!

2012年11月24日土曜日

To Be

一週間があっという間に過ぎる。
今は日々の授業のやりくりや自分の勉強で手一杯だが、それ以外にいろいろとやってみたいことがある。
備忘のため記載しておく。

■With My Students...
  プロジェクト的な活動。
   日本人観光客に対するこの町の紹介パンフレット作成とか。。。
    ・今の生徒全員を一箇所に集めて、企画会議を実施
    ・ジュールの観光ポイントを抽出し、各クラス毎にロケーションを分担
    ・クラス毎に観光パンフレットを作成
    ・大学の教授を聴講者とし、発表会を実施
   ・出来が良ければ大使館等に売り込みに!

■My lifework...
   ハンガリー語のテキストの日本語翻訳
   西ハンガリー大学とWienの大学が主となって作成したハンガリー語テキストの日本語翻訳。
  日本人のためのハンガリー語テキストとして活用したい。
  これは機会を見つけて学部長のVictoriaと相談。

■Individual goals...
   語学向上。
  英語、ハンガリー語、出来ればドイツ語も・・・
  「二兎を追うもの一兎も得ず」・・・今はハンガリー語に専念するが、将来的なTo Be として。

明日は国際交流基金主催の研修会。
上記に関するヒントも求めて、ブダペシュトに行ってきます。

何回も言うようだけど、決して観光目的で行くのではないからね・・・・ナイカラネ・・

2012年11月23日金曜日

Hungarian Christmas and New Year

昨日の授業で、ハンガリーのクリスマスや正月の過ごし方を聞いていたら、今日生徒から手紙をもらった。

ちなみにこの生徒は上級クラスだが、この手紙の中に出てくる漢字には、授業でも教えていないものが多々ある。この生徒は日本人と文通をしており、授業以外でも独学で日本語を勉強している。
頭が下がるよな。

俺も、ハンガリー語の難しさを愚痴る前に、この努力を見習わなければ!日々、生徒に教えられている今日此の頃・・・

以下がその原文。
多分、難しすぎて読めない漢字があると思うので、挑戦してみて!

洪牙利の年末
洪牙利には、クリスマスの前にクリスマスの気持があります。洪牙利人は家を綺麗にして、机の上に花輪を置きます。花輪の上に蝋燭が四本あります。四週クリスマスの前から日曜日に初めて、毎週蝋燭を一本点します。デパートは日曜日にも開店します。人たちはプレゼントを買いますから。その日曜日は「ブロンズの日曜日」と「銀の日曜日」と「金の日曜日」と言う日です。12月6日、サンタクロースは子供たちにプレゼントを持って来ます。
12月24日、洪牙利人は家にクリスマスツリーを持つ来て、クリスマスツリーの下にプレゼントを置きます。晩御飯は魚です。魚は耶蘇の誕生のシンボルですから。耶蘇の名前の「蘇」と言う漢字
には「魚」という漢字もありますね。夜はクリスマスの歌を歌て、教会へ弥撒を聞きに行きます。
12月25日と26日はクリスマスの日で、休みです。洪牙利人は友達にプレゼントを持つ来たり、教会へ行ったり、家でテレビを見たりします。
31日は大晦日です。洪牙利人は夜友達とパーティーに行ったり、家でテレビを見たりします。晩ごはんは豚肉とレンズ豆の野菜煮込みです。豚とレンズ豆はお金のシンボルですから。


(参考)
洪牙利:ハンガリー。
耶蘇:ヤソ。イエス・キリストのこと。
弥撒:ミサ。キリスト教の式典のこと。この手紙ではミサ曲の意味で使われている。