2022年3月31日木曜日

About PCR test

海外から日本へ入国する際は入国72時間以内に日本が指定した病院でPCR検査を受け、陰性者しか入国出来ない仕組みになっている。
指定病院はハノイには7ヶ所あり、在ベトナム日本大使館のHPで確認することが出来る。
この7病院それぞれ独自に検査費用を設定しており、最安値は2500円、最高値は12500円と大きな幅がある。
日本語対応している病院は高く、ベトナム人が利用する病院は安い傾向にあるようだ。
ICOが利用しているのは後者だが、病院自体は大規模で近代的な外観をしている。
今回の入国においては、72時間以内のPCRに苦しめられた学生が1人。
この子は入国予定の3週間前にコロナ感染した子で、指定病院での検査前にBac Giangで検査を実施した際は陰性判定だった。
それがハノイの指定病院の検査結果はまさかの陽性判定。
指定病院ではウィルス量の指標となるCT値も診断書に記載され、それが規定値より少しでも低ければ陽性判定になるとのことで、PCR検査を実施する機関によってはCT値が規定値に近ければ陰性と判断するところもあり、その違いという説明だった。
検査費用の差といい検査判定基準の違いといい、ベトナム特有の闇の部分が病院にも存在する。




2022年3月30日水曜日

tragedy

実習生の入国。
本日は前回の入国予定の際にコロナに感染したことで入国出来なかった子も含めて19人が入国する予定だったが、結果は1人の入国に留まった。
19人中17人は在ベトナム日本大使館のVISA発給が間に合わず、昨日の段階でエアーチケットのキャンセルを実施。
そのため本日は2名の入国の予定で空港に向かった。
途中で昨日HaNoiの日本側指定病院で実施したPCR結果を取得したが、あろうことか1名の検査結果がPositiveとなっていた。
この判定が覆る訳も無く、この1名は当日キャンセル、次回の入国日を待つことになった。
この件は別の日に詳細を記載する。
当日に行けなくなった子もかわいそうだが、1人で飛行機初乗り、しかもホーチミンでトランジットという難関をクリアしなければならなくなったもう1名もかわいそうだ。
明日どうか、無事に到着しますように。

2022年3月29日火曜日

Last interview in March

3月最後の面接。
最近の面接では必ずと言っていいほどのトラブルや面接合格後の辞退が相次いでいたが、今回は久しぶりにいい面接が出来た。
今回合格した子たちを見る限り、合格後の辞退や日本語に関するトラブルはなさそうだ。
面接に参加する1ヶ月前に入学し、教育を始めておくほうがリスクも少なく合格率も高くなる。
残念ながら現在のベトナムにおける日本人気は下がりつつあり、一時のような募集の3倍の応募者を募ることも困難になっている。
コロナが落ち着いた後にこの状況は改善されるのだろうか?
日本が再び魅力ある国として輝きを取り戻せるのだろうか?
発展途上国の技術向上に貢献する技術移転を目的とした技能実習制度、という名目での外国人労働力確保はそろそろ止めて、高齢化日本を助けてくれるパートナーとしての位置づけには出来ないものか?
少子高齢化を救うのは鎖国ではなく外国人パートナーとの共存、という姿勢を示せば、日本の魅力も増すと思うんだけどな。。


2022年3月25日金曜日

uncooked fish

コロナで日本入国が出来なかった実習生が4月から続々と入国することになり、教育センターにも実習生が戻ってきた。
海沿いの町Quang Binhからセンターに戻ったSonが海の魚を持ってきてくれ、食堂の主であるLuongが刺身にしてくれた。
赤味は鰹、青魚は鰯か?
日本の刺身と比べて味も淡白なのだが、何年ぶりかの刺身をありがたくいただいた。
翌明け方、強烈な胃痛と下痢に襲われた。
正露丸を服用し3時間程寝ると痛みは治まったので、仕事に復帰。
このまま回復に向かうことと、アニサキスでないことを祈るばかりだ。


2022年3月24日木曜日

2022年3月23日水曜日

Mantis shrimp

シャコは寿司ネタで食べるぐらいで、今までの人生の中で自ら好んでシャコを注文したことはない。
何かの拍子に宅配した寿司ネタの中に混ざったものを食べるぐらいか・・シャコに対する印象はそんなものだった。

ベトナムの夏の海辺に行くと必ずと言っていいほどとれたてのシャコ売りのおばさんに出くわす。
海の家でも然り、茹でたシャコのメニューはどこにでもある。
しかもお値段は安く、大きな皿にシャコ山盛りでも1500円くらい。
ベトナムの海沿いではそれほど手頃な食べ物になっている。

先日、ハノイでハロン湾から陸揚げされた海鮮を売りにしている店に行った。
シャコを見た途端、コロナ禍以前に海に行った記憶が蘇った。
猛烈に海に行きたい衝動に駆られた。
つまり、それほどにシャコはベトナムでは一般的、ということを言いたかっただけ。



2022年3月22日火曜日

Tien oi

約6年ぶりにTienと会った。
彼は3年間の日本での技能実習後にICO Eduで日本語の先生をしていた子で、約1年間一緒に働いた後はドイツに職を求めて旅立った。
今もドイツで暮らし、ネールの仕事をしているらしい。
この6年間で彼の日本語はどこかに消え去ったようでコミュニケーションはままならなくなったが、6年間も日本語を使わなければ仕方がないだろう。
俺は英語と離れて早や8年・・母語以外の言語は使わなければ錆びて行くもんだな。 
コロナ感染後初の飲み会で、久々に酔っ払った1日だった。




2022年3月21日月曜日

Annual rings

月日の経つのは早いもので、またもや1つ年をとった。
最近は毎日が淡々と流れていく。
 やりたい事、やるべき事をしっかりとやっていかなければと思う今日この頃・・。













2022年3月20日日曜日

Cristal Lagoon in Hanoi

ハノイにビーチ出現。
ベトナム最大の私有企業であるVin Groupがあろうことか陸地の真ん中であるハノイにビーチを再現させた。
広大な池の周りにニャチャンから運んだという白砂を敷き詰め、椰子の木を配置した様はさながらダナンのミーケビーチを彷彿させる。
 真ん中に公園を挟んで反対側のCristal Lagoonは、水が浄化され夏になると泳ぐことも可能だという。
人口ビーチの周りはVinHomesの分譲一戸建てとマンションで取り囲まれ、住民は都会にいながらリゾート感覚を味わえるというのが売りとなっている。
マンションや住居の作りは日本人から見るとまだまだ荒く魅力は感じないが、発想や行動力は目を見張るものがあり、国の成長を肌で感じることが出来る。
語弊があるかもしれないが、ベトナムは豪華なFakeを作ることに長けている国だと思う。










2022年3月19日土曜日

Corona Final Day

コロナ隔離生活9日目。
簡易検査を受ける。
実施直後、Cにはっきりした赤紫の線が現れ、その後Tの側に薄いラインが現れた。
本来Cのみに線が現れた場合は陰性、CとT両方に現れた場合は陽性と判断するが、今回の見え方は前回の陽性判定時のものと全く逆の模様を示した。



上の写真が本日の結果、陰性を示すCのラインがくっきりとしているのだが、写真では見えにくいがTの位置にも薄く線が見える。
下の写真は感染当日に実施したものでTがくっきりCに薄い線が出ている。
さて、本日の結果をどう判断すればよいものか・・。

本日、コロナ隔離生活12日目。
隔離生活とはいうものの、7日目あたりから無人の事務所で仕事をしていたりしたので、後半は明確な隔離生活ではなかったが・・。
本日を持ってコロナは完治とし、これからは通常の生活に戻す事にする。

2022年3月18日金曜日

Trouble has occurred

入国1日目に早速トラブル発生。
入国した際に空港の検疫に提出する書類は多数あり、そのうちの一つに検疫に関する質問表がある。
日本で認可されたワクチンを3回接種している場合のみ集団隔離を免除(別場所での隔離は必要)されるのだが、今回は実習生によって、接種ワクチンの種別も回数もまちまちであることから、全員を集団隔離させることとし、検疫に関する質問表には集団隔離免除を希望しない旨の回答をさせた。
日本における集団隔離免除は日本が認可したワクチンを3回以上接種していることが条件であり、ベトナムで認可されているワクチン種別とは違うことから、実習生によっては該当しない子も出てくるので、一律集団隔離したほうが全員の行動を共に出来るという判断だ。
ところが実習生のうちの何名かが検疫でワクチン接種証明書を見せたことにより、集団隔離されなくなった。
検疫所の職員曰く、ワクチン接種証明書を持っている実習生は集団隔離させない、これは質問表で集団隔離免除を希望しないと回答したことに優先されるとのこと。
まったく論理的ではないが、このことにより急遽集団隔離組と隔離先の自主手配組に分かれることになった。

翌日、彼女たちがインストールしたMySOSに、彼女たちがF1(濃厚接触者)になったとの連絡が入ったとのこと。
どうやら彼女たちが乗った飛行機からF0患者が発生したようだ。
このことで今後の隔離方法も変わるという、なんともややこしいシステムになっている。

日本における一連のコロナ対策を見てて感じること。
やはり日本は島国だった。
自国の事を守ろうとするのは納得出来るが、やっていることに一貫性が感じられない。
オミクロン株に対する水際対策においては、外国人の新規入国は禁止するものの、海外在住の日本人の入国は認めるなど、伝染病封鎖の対策になっていない。
帰国した日本人からオミクロン株が持ち込まれる可能性は無いと判断したのか?
鎖国によりある程度時間を稼いでオミクロンの正体を見極めようとするのはいい案だと思うが、やるなら日本人の入国も禁止するべきだろう。
日本独自認可のワクチンも然り。全世界を巻き込んだパンデミックであり、ワクチンが足らない状況下においてはWHOで認可されたワクチンも有効なものと見なすべきではないか。
緊急事態宣言、蔓延防止措置、片やGo to travel、Go to eatといった相反する政策はどう理解すればいいのか?
政策に一貫性が見えない。

ベトナムではコロナ初期はコロナを戦争と見なし徹底抗戦を図り、第1波から第4派を乗りきた。
第5波が到来し、伝染病の完全封鎖は困難と判断した今、国民のワクチン接種を徹底し、F1であってもルールを守った上での勤務が可能、F0でも軽症者もしくは無症状であれば在宅勤務が可能と舵取りを変更した。
どちらの世の中が過ごし易いんだろうな・・。




2022年3月17日木曜日

Emigration

ノイバイ空港にて。
ここからEmigrationに向かうと後には戻れない。
長期間の入国待ちにより覚えた日本語もほぼ忘れた状態で入国させることは忍びないが、ここから先は彼女たちの頑張りに期待するしかない。
これからの3年間が彼女たちにとって良い経験になりますように。
それがここまで待ち続けてようやく日本行きの切符を掴んだ彼女たちに与えられて当然の報酬だ。
 








2022年3月16日水曜日

go to Japan!

2019年10月に面接に合格した実習生の入国日を迎えた。
長かった・・。
入国が遅れていることに対し節目節目で幾度となく説明を実施し、励ましてきたが、40人中17人が辞退となった。
また、現在の入国条件である入国前72時間以内のPCR検査の結果、2名が陽性判定となったため、本日の入国は21名となる。
最後のレクチャー終了後、流石に密閉空間であるバスにコロナ菌の残る俺が乗り込むわけにもいかず、センターからバスを見送る。
日本到着後は3日間の隔離生活後1ヶ月の入国後講習を経て配属される。
2年半遅れたとはいえ、彼女たちはみんな若いのでどおってことないだろう。
長らくお待たせしました。明日からは日本での生活を楽しんでね~~!