入国1日目に早速トラブル発生。
入国した際に空港の検疫に提出する書類は多数あり、そのうちの一つに検疫に関する質問表がある。
日本で認可されたワクチンを3回接種している場合のみ集団隔離を免除(別場所での隔離は必要)されるのだが、今回は実習生によって、接種ワクチンの種別も回数もまちまちであることから、全員を集団隔離させることとし、検疫に関する質問表には集団隔離免除を希望しない旨の回答をさせた。
日本における集団隔離免除は日本が認可したワクチンを3回以上接種していることが条件であり、ベトナムで認可されているワクチン種別とは違うことから、実習生によっては該当しない子も出てくるので、一律集団隔離したほうが全員の行動を共に出来るという判断だ。
ところが実習生のうちの何名かが検疫でワクチン接種証明書を見せたことにより、集団隔離されなくなった。
検疫所の職員曰く、ワクチン接種証明書を持っている実習生は集団隔離させない、これは質問表で集団隔離免除を希望しないと回答したことに優先されるとのこと。
まったく論理的ではないが、このことにより急遽集団隔離組と隔離先の自主手配組に分かれることになった。
翌日、彼女たちがインストールしたMySOSに、彼女たちがF1(濃厚接触者)になったとの連絡が入ったとのこと。
どうやら彼女たちが乗った飛行機からF0患者が発生したようだ。
このことで今後の隔離方法も変わるという、なんともややこしいシステムになっている。
日本における一連のコロナ対策を見てて感じること。
やはり日本は島国だった。
自国の事を守ろうとするのは納得出来るが、やっていることに一貫性が感じられない。
オミクロン株に対する水際対策においては、外国人の新規入国は禁止するものの、海外在住の日本人の入国は認めるなど、伝染病封鎖の対策になっていない。
帰国した日本人からオミクロン株が持ち込まれる可能性は無いと判断したのか?
鎖国によりある程度時間を稼いでオミクロンの正体を見極めようとするのはいい案だと思うが、やるなら日本人の入国も禁止するべきだろう。
日本独自認可のワクチンも然り。全世界を巻き込んだパンデミックであり、ワクチンが足らない状況下においてはWHOで認可されたワクチンも有効なものと見なすべきではないか。
緊急事態宣言、蔓延防止措置、片やGo to travel、Go to eatといった相反する政策はどう理解すればいいのか?
政策に一貫性が見えない。
ベトナムではコロナ初期はコロナを戦争と見なし徹底抗戦を図り、第1波から第4派を乗りきた。
第5波が到来し、伝染病の完全封鎖は困難と判断した今、国民のワクチン接種を徹底し、F1であってもルールを守った上での勤務が可能、F0でも軽症者もしくは無症状であれば在宅勤務が可能と舵取りを変更した。
どちらの世の中が過ごし易いんだろうな・・。
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