2014年1月31日金曜日

From Helsinki

関西国際空港11時50分発ヘルシンキ行きのFINNAIR78便は、離発着の渋滞により定刻より・・・・・、ん、しまった、腕時計を持ってくるのを忘れた!

ということで、現在ハンガリーに戻る途中。
今はヘルシンキでブダペスト行きの飛行機を待っているところ。
大阪からヘルシンキまでは、飛行機の右側(北極海方向)は夜、左側は昼というルートを通り、約10時間。途中寝ることもなく、小説を読んでいたらあっと言う間に到着。
ここからジュールまでは、飛行機2時間半、電車2時間半の旅となる。
あともう少し、がんばりましょう!






2014年1月30日木曜日

JLPT

今日はJLPT(日本語能力試験)結果発表の日。
ハンガリーの生徒も何名か受験していたが、続々と吉報が舞い込んできた。
ハンガリーでのJLPT試験は、年に1回しかないので、受験時は結構なプレッシャーがあると思う。
また、日本語を話す機会の少ない中での合格は、正直すごいと思う。
これをきっかけにして、モチベーションを継続してくれたらと思う。

2014年1月29日水曜日

feeling spring

海外での寒波が報じられる中、今日の大阪は春を思わせる陽気になった。
日中の気温は12℃、車の窓を全開にして走れるくらいの暖かさ。
これに反して、ハンガリーは急激に寒くなっているらしく、先週は-17℃まで下がったらしい。
来週からの授業、大学までの道程を我が愛車、”松風”(自転車)で駆け抜けられるか!

2014年1月28日火曜日

Japanese toilet

日本に住んだことのある外国人の方に、日本の印象を聞くと、必ずといって「日本のトイレの素晴らしさ」を口にするという。
トイレに入ると、フタは自動的に開くし、用が終われば自動的に水も流れる。
ウォシュレットは標準装備、便器の中にはほのかに明かりさえついている。
家庭のみならず、公衆トイレでさえ、ウォシュレット化されており、世界の最先端を行っている。

もう30年以上も前、遠藤周作がウォシュレットについて記載していた。
当時、一般に普及する前に、遠藤周作は興味深々で、自宅にウォシュレットを導入したらしい。
ある日、来客の女性が来た時に、機能を知らないままに使用し、叫び声をあげたことが、面白おかしく書かれていた。

そう、ウォシュレットって、最初に使用した時は、飛び上がりそうになるんだよな。






2014年1月26日日曜日

three type of sightedness

俺は目が悪い。

近視、乱視に加え、老眼も入ってきたので厄介だ。
でも、老眼って表現はテンションが下がるな。

英語で近視はnearsightedness、老眼はfarsightedness,老眼鏡はreading glasses。

「いやあ、最近、遠視がひどくなってねえ。読書めがねがなければ新聞も読めないよ。」

日本語も、これでいいんじゃね。

2014年1月25日土曜日

The floating castle

日本映画「のぼうの城」。

権力を傘に、理不尽な態度で開城を迫る使者の態度を許せず、豊臣軍20000の大軍に対し、わずか500の軍勢で立ち向かった城代の物語。

こう書くとなんとも豪傑な武将のようだが、この男、決して武勇があるわけでもなく、戦が好きなわけでもない。どちらかというと、のほほんとしており、武術よりも、農民や子どもと戯れるのが好きな男。

では、何故この男が、圧倒的に不利な戦に踏み切ったのか・・・

これをテーマに、日本語の授業をしてみたいものだ。



2014年1月24日金曜日

Naruto

Narutoといっても、アニメじゃないよ。

日本は、北海道、本州、四国、九州といった島々で構成されている。
鳴門(Naruto)は、四国の徳島県にある地域の名前。俺の親父の故郷でもある。
本州と四国は橋で繋がっており、写真は淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋でのもの。
橋の下には歩道があり、真下の渦潮を間近に見ることが出来る。

訪れた時は空も晴れ、時間帯もうずしおの起こりやすい時刻で、絶好のコンディション!
ノロウィルスでトイレが友だちであった約3名の体調以外は、であるが・・・








2014年1月22日水曜日

narcissus

国立公園 淡路島 灘黒岩水仙卿

冬の一時期、45度の急斜面の一帯に500万本の野生の水仙が咲き乱れる。
水仙の別名は「ナルシス」。
ギリシャ神話において、水面に映る自分の姿を愛するあまり、そこから離れられなくなった少年の名前であり、少年が死んだ後には、水仙の花が咲いていたことが、その名の由来となっている。
日本流で言うと、「水の仙人」といったところか。










2014年1月20日月曜日

cosplay??

ハンガリーの友だちが、ネットで俺の名前をみつけたといってメールをくれた。
メールにはURLが添付されていたので、開いてみると・・・

年末にセーチェニー大学の生徒から参加依頼のあったイベントのパンフレットだった。
日本紹介のプレゼンをしてほしいということであり、軽い気持ちで引き受けたのだが、パンフレットには、「コスプレ」だの「カラオケ」などの文字が見え隠れする。
このパンフを見るだけでは、どこまで真面目にやればいいのか、また、どこまで崩せばよいのかの見当がつかない。
とんだ場違いのプレゼンをしそうな気配がぷんぷん漂ってくるぜっ。

ということで、ハンガリーに戻って早々にすることその1、プレゼン内容について、主催者と打ち合わせ!



2014年1月19日日曜日

Saigoku pilgrimage No.8

西国第八番札所、豊山 長谷寺。

仁王門をくぐると、百八間、三百九十九段、上中下の三廊に分かれた登廊が本堂まで続く。
登廊の脇には雪よけの傘を被った冬牡丹が並ぶ。
本堂は、本尊を祀る正堂、その前の参道を挟んで、内舞台、崖面にに舞台を張り出した礼堂で構成され、京都の清水寺と同様の構造となっている。

長谷寺は1年を通して様々な花が咲く、「花の御寺」としても有名で、多くの歌人が句を詠んでいる。

人はいさ心もしらす古郷は花ぞむかしの香に匂ひける  紀 貫之

  言い得て妙也!

我もけさ清僧の部也梅の花  小林 一茶

  なんとなくお茶目、ヒーロー映画を見た後のなりきり感!

春の夜や こもり人床し 堂のすみ  松尾 芭蕉

  薄暗い夜のお堂の片隅で、いったい何を祈っていたのだろう・・・





















2014年1月18日土曜日

Saigoku pilgrimage No.6

西国第六番札所、壷阪山 南法華寺(壷阪寺)。

広い敷地内に十数体のインド渡来の大石仏があり、他の寺とは趣を異としている。
ご本尊は十一面千手観世音菩薩で、眼病に霊験あらたかな観音様とのこと。

以下、入山時にくれるパンフレットより。

今より三百年以上昔、座頭の沢市は三つ違いの女房お里と貧しいながらも仲睦まじく暮らしていた。沢市は盲目ゆえ琴三味線を教え、お里は内職というなんともつつましい暮らしであった。
そんな沢市の胸中に一つ不安が生まれていた。というのも明けの七つ(午前四時)になると、お里が毎晩床を抜け出していたからだ。
「もしや好きな男が…」と問いただすと、お里は沢市の目の病が治るよう、この三年もの間欠かさず壷阪寺の観音様に朝詣でをしていると訴える。
疑った自分を恥じる沢市はともに観音様にお参りすることにしたが、心の中は盲目がゆえに不遇な暮らしをしているのだと自分を責める。そして、一度お里を家に帰して、お里を自由な身にしてやろうと自分の身を投げてしまうのであった。
不吉な予感であわてて戻るお里は、非常な現実に遭遇し、自らも身を投げてしまう。
しかし、二人のせつない夫婦愛が、観音様の霊験により奇跡が起こり、沢市・お里は助かり、沢市の目が開眼した。本堂横手には、そのお里、沢市が身を投げた、投身の谷と言い伝えられている谷がある。