2015年11月30日月曜日

long days blank

朝、PCを立ち上げてしばらくすると、スクリーンが波打ち、パチッという音と共に電源が落ちた。
夜、仕事から帰って部屋の電気をつけると、パンッという音と共に蛍光灯が切れた。
その夜、日本から身内の不幸を知らせるメッセージが入った。

出張先での出来事であり、まだまだやる事はたくさんある…帰国はほぼ無理だと思いつつも、一応同僚のVi先生にこの事を話した。
ここから先は展開が早かった。
話を聞くや否や飛行機のチケットを手配してくれたKhoa社長、長い休みをくれたTien部長、ベトナムのお寺で祈ってくれた同僚や学生たち、激励のメッセージや電話をくれたバクザンや各支店のみんな…
死者を偲ぶ涙の他に、残された者を思いやる涙もあることを教えられた。

・・・・・

曇天の中、葬儀は行われた。
死について考えた。
この死も運命なのか???

・・・・・

思いもかけない帰国だったが、大阪にいるICOの卒業生に再会出来たことは嬉しかった。
会った瞬間に時が戻る。
みんな、まだまだ言葉は拙いが、思っていること、伝えたいことは分かる。
この子たちとはこれからもこうやってずっとつきあっていくんだろうな。
ベトナムの自然の中で大らかに育った子が、もがきながらも日本で頑張っている。
留学という選択を後悔しないようにして欲しい。

・・・・・

帰国予定日、関西空港ベトナム航空チェックインカウンター。
Visaの手続きの不備により、日本を出国出来ないことが判明した。
ノーVisaでベトナムに再入国するには、ベトナム出国後1か月以上あけなければならず、これも不可。
結局この日は出国出来ず…

・・・・・

折良く(折悪く)日本にある支店、ICO JAPANの業務が逼迫しているとのことで、話し合いの結果、しばらくの間日本での仕事を応援することになった。
すぐに帰るというTay Nguyenのみんなとの約束も、12月に戻るというBac Giangの学生との約束も守れなくなったのが悲しい…

・・・・・

日本での仕事もプラスの経験になる。
東京にいる卒業生とも会える。
1月に日本に来る学生たちを迎える事も出来る。
Bac GiangやTay Nguyenの先生たちとはFacetimeで話せる。
3月にはベトナムに帰る。
Etc Etc……
やるからには前向きに考えて頑張る!

・・・・・

ということで、今日からBlogも復活です。









2015年11月9日月曜日

Students at Tanico

Thay Nguyenの学生達。
1月に日本に行く学生が4人、4月に日本に行く学生が29人。
それぞれのクラスを毎日、午前と午後で教えている。
Bac Giangはクラスが多いので、一週間で各クラスを渡り歩く感じだが、ここは2クラスなので、毎日同じ学生と顔を合わせられる。
昼ご飯は学生が作ってきてくれるし、たまには夜も寮で一緒に食事をする。
日曜日も学生の家に行ったり、遊んだりするので、ずっと学生と一緒にいる状態。

ここでの出張は12月まで。
Bac Giangに帰る時は寂しいだろうな・・・
一期一会、毎日を大切にしよう。



2015年11月8日日曜日

Buôn Đôn, Đắk Lắk

今、住んでいるのは、Tây Nguyên省Đắk Lắk県。
ここから40kmほど離れたBuôn Đônというに行ってきた。
途中、Nhiの家で昼食をご馳走になる。
昨日はKhoaの家に行かせてもらったし、学生はもとより、学生のご両親にもお世話になりっぱなしだ。
例により、Nhiの家で昼から宴会をした後、Buôn Đônへ。
Buôn Đônへ向かう道は100年ほど前にフランスによって作られたらしい。
昔はここフランス領だったんだな。

高床式の家屋が見えて来たら、そこはBuôn Đônの街。
ここには エデ族、ラオ族といった少数民族が居住しており、野生の象の調教でも有名なところ。
日帰りでの小旅行だったが、朝から充実した一日だった。
往復100km弱、バイクを運転してくれたKienや、お昼に招待してくれたNhiとご両親、一緒に来てくれたNhan先生や我が子のような学生達に感謝。