仁王門をくぐると、百八間、三百九十九段、上中下の三廊に分かれた登廊が本堂まで続く。
登廊の脇には雪よけの傘を被った冬牡丹が並ぶ。
本堂は、本尊を祀る正堂、その前の参道を挟んで、内舞台、崖面にに舞台を張り出した礼堂で構成され、京都の清水寺と同様の構造となっている。
長谷寺は1年を通して様々な花が咲く、「花の御寺」としても有名で、多くの歌人が句を詠んでいる。
人はいさ心もしらす古郷は花ぞむかしの香に匂ひける 紀 貫之
言い得て妙也!
我もけさ清僧の部也梅の花 小林 一茶
なんとなくお茶目、ヒーロー映画を見た後のなりきり感!
春の夜や こもり人床し 堂のすみ 松尾 芭蕉
薄暗い夜のお堂の片隅で、いったい何を祈っていたのだろう・・・
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