Budapest-Keleti駅からは徒歩で市内を廻ることに。ここにはバスや路面電車や地下鉄といった移動手段があるが、今回は全て徒歩で廻る予定。
ところで、世界で初めての電車による地下鉄を作ったのが、ここBudapest。
車両はボロボロだが、予算がないので1970年当時に旧ソ連で製造された車両を未だに使っているらしい。初めて来る人は話のネタに一度は乗ってみるのもいいだろう。
結構スリリングな感じを味わえると思う。俺は以前、生徒と一緒に乗ったのでましだったが、知らずに一人で乗ると、自ずと身構えてしまうような雰囲気、とだけ言っておく。
Győrもそうだが、ここBudapestも全ての通りに名前がついており、コーナー毎に看板で明示されているので、地図を見ながら歩くのも簡単な所。但し、当然ではあるが、「地球の歩き方」等に載っているカタカナ書きの地名では、文字を比較することが出来ないので、その国々で売っている地図を購入することをお勧めする。
今回俺が持ってきたのはGyőrで買ったBudapest市内地図に行きたい所をマークしてきたもの。
例えば、「くさり橋」に行きたかったとしても、こちらの地図に「Chane Bridge」とは表記されていない。
こちらでは「Széchenyi lánchíd(セーチェニー鎖橋)」という表記になる。ねっ、日本の呼び方や英語の呼び方ではわからないでしょ。
最初の目的地は英雄広場(Hősök tere)。
Thököly通りを進み、Dózsa通りとの交差点を左に歩く。広場の手前には大きな市民公園があり、犬の散歩をさせる人で賑わっている。
Budapest-Keleti駅から30分ほどで英雄広場に到着。
ここは、ハンガリー建国1000年を記念して、1896年に造られた広場。中央に建っているのは建国千年記念碑。頂上にいるのは初代王である聖イシュトバーンの王冠を持つ大天使ガブリエル。この天使がローマ法王に対し、聖イシュトバーンに王位を授けるように告げたと言われている。
ただ、この塔の高さが35メートルもあるので、ガブリエルがどんな表情をしているのかは仰ぎ見ても見えない。
しばらく挑戦していたが、首が痛くなったので断念。
台座にはハンガリー人の祖先である7部族の長による騎馬隊が塔を取り囲んでいる。
いかにも強そうな風体で、帝国と呼ばれた時代の主を彷彿させる。
この塔の左右には半円形で塔を取り囲むようにして、歴代の英雄達が並んでいる。
写真の一番左の人が、大天使ガブリエルの推挙により初代ハンガリー王となった、イシュトヴァーンの銅像。
手には二重の十字架をもっており、キリスト教徒としての顔と、政治も司ることを意味している。塔の上のガブリエルも王冠とともに二重の十字架を持っているようだ。(重ねて言うが高すぎて見えない・・・)
ちなみにこの広場の左右には国立西洋美術館と現代美術館が、少し離れたところにセーチェニー温泉がある。
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