2013年3月27日水曜日

locsolás

Zöld erdőben jártam,
kék ibolyát láttam.
El akart hervadni, szabad-e locsolni?!

月曜日のハンガリー語の授業でZitaが教えてくれた詩。

緑の森で青いスミレを見つけた。
枯れそうなので、水をかけてもいいですか。

男性はこの詩を詠んだ後、女性に水をかける。尤も、今では水の代わりに香水を振り掛けるようだが。。。これは、ロチョラーシュ(locsolás)と呼ばれるハンガリーの習慣。女性を花に喩えて、生命である水をかけ、美しく育つよう祈願するらしい。

日本では馴染みがないが、これはEasterの風習。日本語では「復活祭」とも言う。
十字架に架けられて亡くなったイエスキリストがその3日後に復活した事を祝う日。この日は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決められている。その翌日はEaster Mondayと呼ばれる祝日となる。なので、毎年日付が変わり、今年の祝日は4月1日の月曜日。
ちなみに俺の誕生日は3月21日、暦によって祝日だったり平日だったりする。
なんとなくEasterと繋がりがありそうで、悪い気はしない。

で、さきほどのロチョラーシュの続き。
女性に香水を振り掛けると、そのお返しにくれるのがイースターエッグ。
卵の殻にいろいろな模様をつけたもの。

香水を振り掛けたわけではないが、今日は生徒から少し早めのイースターエッグをいただいた。
折り紙の鶴でさえまともに折れない俺には到底作れそうも無いもの。

Gabi、いつもありがとう!



これは、生徒のお母さんが作ってくれたもの。
卵の表面に丁寧に絵を貼り付けている。
球体のものに平坦な紙を貼り付けているのだが、皺一つないのが不思議。
Zsófia & mam、Köszönöm szépen!


ハンガリーにはこういった手作りの風習がたくさんある。日本の手編みマフラーのような文化と似たところがあり、それがカルチャーショックを感じない要因かもしれない。


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