Lewis Carroll
Alice in Wonderlandの作者。
今の今まで、この著者は女性だとばかり思っていたのだが、実は男性!
本名はCharles Lutwidge Dodgsonというイギリス人。
普通は、「作家=文系人間」のイメージだが、この人は数学者であり、数学関係での著書も多数発行している。
言葉の面から言うと、「かばん語(portmanteau word)」という、複数の単語を合成した、しかも元の意味は残した造語を作り出したことでも有名。
Well, "SLITHY" means "lithe and slimy." (ぬるぬるとぐにゃぐにゃでSLITHY)【注:訳は保証しません・・・】
breakfastとlunchでbrunchのようなもの。
ある意味論理的に言葉を合成しているところが理系っぽいかも。
ここからは全くの主観なのだが・・・
日本語を教えていると文系と理系を感じることがある。
例えば辞書系からテ形への変換において、
食べる→食べて、会う→会って、読む→読んで、書く→書いて、行く→行って
(↑これって、外国人にしたらものすごく難しいと思う)
文系思考の子は、言葉を感覚で捕らえる感じがする。
「会うのテ形は・・・・会いて?・・・・いや、会って!」
「読むのテ形は・・・・読みて?・・・・いや、読んで!」
という感じ。
一方、理系の子はあくまでも論理的
「会うのテ形は・・・・語尾が”う”で終わるので・・・・”う”を”って”に変換して・・・・会って!」
「読むのテ系は・・・・語尾が”む”で終わるので・・・・”む”を”んで”に変換して・・・読んで!」
(あくまでも最初の理解に至る過程での話)
授業でも質問が多いのは理系のクラス。
論理的に理解しようとするので自ずと質問も多くなる。
答え方も難しいが、そこを理解してもらえた時は快感なんだな(笑)
質問が多いということはそれだけ真剣に覚えようとしているので、教える側としてはうれしいリアクションだし。
・・・・・・・・
え~っと・・・「かばん語」の事を書こうと思ってたのに、どこから話が逸れたっけ??
話を戻して・・・
日本語での「かばん語」を考えてみると、
てへぺろ→てへっと笑ってぺろっと舌を出す仕草
アラシック→嵐が大好きな子。嵐病(ARASICK)
とりま→とりあえず、まあ
若者言葉(ギャル語)が見事にそれに当たる。
童話作家Lewis Carrollの考えたかばん語を今の若者が受け継いでいると考えると、若者言葉も捨てたもんじゃないし、、、なのでこれは「言葉の乱れ」ではなく「言葉の文化」なのだ!
0 件のコメント:
コメントを投稿