ウィーン西駅で、ホテルの場所を聞きつつ歩いている俺。
29Kgのトランクとバックパック、いかにも旅行者風情で、しかも手には「地球の歩き方」
その俺に、ある男1が話しかけてきた。
男1:「ちょっと教えてほしいことがあるねんけど」
俺 :「つうか、俺もここではストレンジャーやで。この荷物見たらわかるやろ。」
適当に話してた時、前から2人の男が来て、
男2:「警察だ!」
「POLICE」と書かれた身分証明らしきものを見せられる。
男2:「パスポートを見せろ。」
男1:「はいはい」(俺に向かって)「あんたも見せたほうがいいよ。」
俺 :(旅行者は警察にも目をつけられるんやなあと思いつつ)パスポートを見せる。
男3:「お金はいくら持ってる?偽札持ってたら逮捕やぞ。そら見せろ。」
男1:「はいはい」、(俺に向かって)「あんたも見せたほうがいいよ。」
俺 :(偽札って・・と思いつつ)財布を見せる。
男3:(俺の財布から札を抜き出しチェックしてる様子)
俺 :もういいでしょ(っと言いつつ男3の手から財布をもぎ取る)
男3:「チェック終わり、OKだ」(っとか言いながら男2と立ち去る)
俺 :(男1に向かって)「あれって本物の警察官かねえ?」
男1:「そやで。」(その時男が携帯を耳に当て)「じゃあね」と立ち去る。
俺 :妙に嫌な予感がして取り戻した財布の中を見てみると、見事に高額紙幣のみ抜き取られていた。 (財布をもぎ取るとき、お金を財布に戻す男3の手元をしっかり見ていたにも関わらずやられた、結局3人グルのプロの窃盗集団だった)
気づいて追いかけても見つかるわけもなく、しかたがないのでまずはホテルを探すことに。。
ホテルの場所を聞くと誰も親切に教えてくれる。
ホテルで事情を話し、警察を呼んでもらうようにお願いしたら、2人の受付嬢が他のお客そっちのけで対応してくれる。
話を聞いていたお客さんも心配そうに話しかけてくれる。
ドイツ語しか出来ない警察官と俺の間に立って通訳してくれるホテルの方、警察官も日本語がわかる人を手配してくれ、警察で被害届を作成してくれた。
警察からの帰り、方向音痴の俺にホテルの場所を丁寧に教えてくれたパブのご主人。
つまり何が言いたいかというと・・・
初日に盗賊に会ってしまったのは不運だし、自分の対応も最低だったけど、この出来事だけでオーストリア人全てを悪人と思い込むのはやめておこうと思う。
ただ、頭から信じるのではなく、警戒もしながら対応するしかない。
初日に勉強をさせてもらった(勉強したくないことだけど・・)
盗難にあったお金がVISAの海外保険で保障されたらいいんだけど、、ここは明日聞いてみる。
そんなこんなで結局日本時間で考えると徹夜になってしまった。。
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