2013年2月24日日曜日

Gustav Klimt

今期から初級・中級クラスの日本語の授業にハンガリー語のテキストを取り入れ、ハンガリー語を日本語に翻訳することで、語彙を増やす練習を始めている。
これは、前期の授業終了時のアンケートで、英語での説明がわからないという、生徒からの意見があったため、彼らの母語であるハンガリー語から日本語へ直接翻訳することで、間に英語を入れなくするのが目的。
例えば、「Ő orvos.」という文とそれに対応した絵を見せて、「彼は医者です」と翻訳し口頭練習をするような感じ。

この練習の時、「Ő festő.」という文があり( festőは画家という意味)、その際知っている画家の名前をみんなに聞いてみたのだが、以外とクリムトの名は挙がらなかった。実は俺もつい最近知ったのだが・・・

以前、ウィーンのシェーンブルン宮殿に行った時、左の絵が書かれたパンフレットやお土産が宮殿内のスーベニアショップにあった。
なんとなく、ジュリー(沢田研二・・わからんやろなあ)に似た、男とも女ともつかない絵で妙に印象に残ってたが、ある日全く関係のないサイトでこの絵を見て、クリムトという画家を知った。
フルネームはグスタフ・クリムト(Gustav Klimt)、1860年代に生まれた、オーストリア=ハンガリー帝国の画家。
そう、過去はオーストリアとハンガリーは同じ国だった。
ハンガリーの独立に尽力したのが、この時代のオーストリアの皇后、エルジェーベト、通称シシィ。シシィのことも興味深いので、また次回触れるとして・・・

左の絵は「ユディト」。ウィーンのベルヴェデーレ宮殿に展示されているらしい。あまり絵画に興味はないが、この絵は是非とも見てみたい。

2 件のコメント:

  1. Hitoshi 様、

    先日は、返信ありがとうございました。Klimtは、私の大好きな画家です. 去年は、Klimtの生誕150年の年で、いろいろな絵が見られるチャンスかも!と思い立って、はじめてのウィーンへ行ってきました。
    行く先々の美術館で、たくさんの日本人を見ました。
    私は、Danae, Die drei Lebensalter なども好きです。

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    1. Kazumiさま
      こんばんは。絵画とともに沢山の日本人もご覧になったのですね(笑)
      クリムトもそうですが、今の私の興味の的はハプスブルク家です。
      大貴族としての成り立ちが幸せだったのか不幸だったのか...
      これも、今冬のウィーン旅行で宮殿等を肌で感じられたからでしょうね。

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