2021年6月27日日曜日

Journey Under the Midnight Sun

朝5時半の風景。
地上の風景は変わろうとも、ここから見える太陽が昇り始めようとする光景は、地球が出来てから今まで、そしてこれからも変わることはないだろう。
自然の摂理の中で、刹那の命を授かる人間の存在は小さい。
それぞれの人生における一生は、儚くもあり長くもある。
寿命が尽きたらこの世界から消え去るのみ。
それが、天寿を全うしたということだろう。
医療の発達により寿命を超えた延命が出来るのも事実だが、果たしてそれは幸せなことだろうか?
残る者の悲しみを先延ばしするためだけに、尊厳ある死を妨げることにどれほどの価値があるのだろうか?
この世に生を受けた者の宿命として、死は必ず万人に訪れる。
その事実をしっかりと見据える覚悟が必要だ。
それが自分の最愛の人の死であっても、またそれが自分の死であっても。
死に向かって生きる・・人生の晩年はそういうものかもしれない。


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