2014年6月15日日曜日

on a trip 8th day

ミラノでたまたま押さえた宿は観光にはもってこいの位置で、主要な所は歩いて回れそうな場所だった。
宿の主人に地図をもらい、ポイントを教えてもらって、いざ出発。

ミラノ散策の最初は、Milan Cathedral、通称Duomoから。
宿からメトロ3駅分を歩くと、大聖堂の姿が遠目からも見えてくる。
ショッピングセンターを抜けると、Duomo広場。
大聖堂の上部には、黄金のマドンニーナと呼ばれる聖母像を囲むように、幾つもの尖塔が建てられており、近寄りがたい雰囲気。
建物も圧巻だが、正面にあるブロンズ製の扉に彫られた彫刻が素晴らしい。

大聖堂正面から広場を抜けた先には、ミラノを治めたスフォルツァ家の居城であるスフォルツァ城がある。この城の建築には、レオナルド・ダ・ヴィンチも参加したという。

ミラノには、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が描かれた壁画が描かれた教会、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会もある。残念ながら壁画を見るには事前の予約が必要。ふらっと行って見れるほど甘くなかった。

・・・・汝らのうちのひとり我を裏切らん・・・・

夕方、宿に預けていた荷物を受け取り、ミラノ中央駅に向う。
昨日は散々迷った道も、宿のご主人にもらった地図で楽勝。結局30分足らずで駅に到着。
やはり地図は大事だ! っというか、ヴェネツィアにしろミラノにしろ、地図を持たずに来たのが間違いだった。

ミラノ中央駅に着いて程なく、バケツをひっくり返したような土砂降りに!
あと30分遅かったらやばかった。

当初の予定では、フランスに行くつもりで、経路上のミラノに来たのだが、急遽予定変更、ジュールに戻ることにした。

フランス・イギリス・スペインと今回で行きつくしたら、この後ヨーロッパに来る事もなくなるような気がしたということもあるが、他の土地を回ってみて、残りの日数をハンガリーで過ごしたいという思いが強くなってきたのが、ジュールに戻る大きな理由。

チケットを買う寸前で、もう一人の俺が「パリまで」と言うかと思ったが、そういうこともなくジュール行きのチケットを入手。

ミラノ発21時30分、ウィーン行きの夜行列車が動き出した。

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