2021年5月7日金曜日

Fifth wave of COVID-19 coming

4月27日、日本から帰国したベトナム人からの新型コロナ感染がきっかけとなったコロナ第5波発生から10日間が経った。
これまでのベトナムでの封じ込め対策としては以下のとおり。
■各省における主な対策
・ハノイとホーチミンでカラオケやバーなど営業停止。
・ホーチミンでは体温37.5度以上の観光客の隔離を観光局に指示。
※対策が観光客まで及ぶところが徹底している。
■違反時の処分実例
・自宅隔離期間中に外出し、市中感染を引き起こしたベトナム航空客室乗務員に対し、刑事法240条「危険な感染症を他人に感染させた容疑」で起訴され刑事処分を受ける。
※コロナ感染した場合は被害者だが、然るべき対応を怠ると加害者となる。ここが日本とベトナムの違い。
・新型コロナウィルス感染症対策に違反し、カラオケサービスを提供しているレストランを摘発、摘発時にいた客は中国人4人と日本人4人。
※サービスを提供する店も店だが、そこにいた客が外国人、しかも日本人と中国人のみ。この事実1つをとっても、コロナに対する考え方が異なることがわかる。
お馬鹿な日本人、中国人よ。コロナを広めるのは自国内だけにすればどうだ?せめて郷に入れば郷に従うぐらいの気持ちを持つべきだろう。
■水際措置の強化
・海外からベトナム入国時の強制隔離期間を14日間から21日間に延長し、強制隔離終了後も、疾病管理センターが7日間にわたり監視を継続する。
※今回のきっかけが海外(日本)からのウイルス持込に起因しているので、この対応は予想通り。約1ヶ月間をかけなければ感染者の判断はつかないということだろう。
また、強制隔離終了後の監視も徹底しており、IT(たぶんモニター?)を用いた隔離状況の確認や、保険局への毎日の検温結果報告が義務付けられ、それを怠ると隔離者とともに保険局にも罰則が下される。
■身近なところでは
・ICOでは現在5名の実習生がF1(感染者と接触)のため自宅隔離中。
・Lyの故郷であるタイビン省では市中感染が拡大していることを受け社会的隔離措置を実施。
・バクザン省から他の省への公共移動手段(主として乗り合いバス)の運行禁止。
※隣町のバクニンでは14人の感染者が判明
■自分に関連すること
・バクザン省から他の省に移動する場合、外国人の場合は所属組織(専門家の場合は受入機関)に報告が必要。
・今回の市中感染の原因の一つとして海外からのウイルス持込があることから、今後外国人専門家の入国の厳格化を実施。

今後ますます海外からベトナムへの入国は厳しくなることが予想される。
今回の第5派の早期解決をしない限り、技能実習期間を終え日本で待機中の実習生の帰国の関門は益々制限され、日本には帰国難民が溢れるだろう。
逆に、現在ベトナムに住む日本人はというと、帰国便を確保さえ出来れば帰国は可能だが、再入国のハードルは極めて高くなると思われる。
一旦ベトナムを離れれば次はいつ入国できるかわからない状態であり、事実として日本への帰国不可という状態に置かれているのが現状だ。

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