ベトナムの家のほとんどは、レンガで造られており、部屋の床や階段はレンガの上にタイルを張った構造となっている。
この造りの利点としては、掃除がしやすいこと。
絨毯張りだとコーヒーをこぼすと染みになるが、ここでは拭くだけできれいになる。
一般的なベトナムの文化として食卓というものがなく、食事のさいは床にゴザをひき、その上に直接食べ物を並べて食べる。
料理や酒が少々こぼれたとしても後片付けは簡単で、ゴザを払い床を水拭きするだけで済む。
欠点としては、危険なこと。
ガラス製品を落とすと必ず割れるし、特によちよち歩きの子が歩いている時などは気が気でない。
俺の住む寮も例外ではなく、部屋の中はもとより、廊下や階段に至る全ての床が大理石もどきのタイル張りで出来ている。
雨の日などは滑りやすくなり、今日はあと1歩で階段を降りきるというところで足を滑らせた。
これを不運ととるか幸運ととるかで気持ちの持ち方が変わってくる。
俺の場合、悪いことがあると、これは良いことの前兆、もしくは大きな災難の身代わりとして考えるようにしている。
肘と背骨を強打し、洗濯したてのズボンがずぶ濡れとなったことで、アンラッキーではあるが、これが階段の上部だった場合は大怪我につながる可能性もあり、1段で済んだのはラッキーともとれる。
今回も足を滑らせて外出が遅れたことで、交通事故を回避出来たと考えれば、災いも福と考えられる。
自分勝手な思い込みだが精神衛生上はこの方が格段に救われるので、皆さんもお試しあれ。
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