2021年のTet期間の過ごし方は既にBlogで報告のとおりだが、日々の日記風に纏めておく。
2021年2月10日(水)
Tet休暇初日、夜中に目が覚める。
時間を見ると3時33分、普段なら仕事に備えてまた寝るのだが、これから1週間の休みに入る事もあり、気にせずに起きる。
明日からの旅行の予定がコロナのため断念したことにより、今年のTet休暇の予定はぽっかり空いてしまったので、これからの休みをどう過ごすかを考えた。
1週間だらだらと過ごすと調子を崩しそうなので、ある程度の計画と目標を決めておく。
ということで、思いついたのが、
①Youtubeで英語の復習
日本に居た頃の3年程真剣に英語を勉強し、その後のハンガリー生活での同僚とのコミュニケーションは英語だったことから、なんとなく考えなくても英語が出てきていたのだが、ベトナムに来てからの約6年半、英語は全くといっていいほど使っておらず、英語力は低下の一途を辿っている。
このままベトナムに居るのなら、英語よりもベトナム語をマスターすべきであり、何回か勉強もしてみたが、やはりベトナム語の響きがどうしても好きになれない。
なのでベトナム語は最低の挨拶ぐらいを覚えることとし、もう一度英語を練習しようと思う。
このままベトナムで永住するかもわからないし、将来はバリ島かマレーシアのペナン島あたりで住むのも悪くない、その時はやはりベトナム語よりも英語だろう。
Youtubeには英語の教材が溢れているので、勉強する手段には事欠かない。
少なくともこの1週間の休み中、毎日30分は勉強を続けよう。
俺のお薦めの英語学習チャネルとしては以下の2つをあげておく。
Sakura English Schoolとあいうえおフォニックス
特にあいうえおフォニックスはAllyとFuzzyという子供がフォニックスを教える動画で特にFuzzyの声が可愛いくて飽きないのでお薦めする。
もうひとつの目標として、
②1日1回は外に出る
俺は基本活動的ではなく、用事が無い時は1日中部屋に引き籠っていることが多い。
通常の6日勤務1日休みのパターンではそれもいいが、流石に1週間引き籠ると、その後に後遺症が残りそうで怖い。
なので、年末始休暇中、必ず1回は外に出ることとする。
する事は特になんでもいい。
Bac Giangの街や市場を徘徊するのでもいいし、High Land Coffeeでベトナムコーヒーを飲みながら英語の勉強をするのもいい。
兎に角1日1回は外出する事。
こういうことを考えていたら早くも8時半になってしまった。
シャワーを浴びて活動モードにチェンジしよう。
9時からCoop Martに買い物に行く。
Lyに作り方を教えてもらったMien(春雨ヌードル)の材料を購入し、初Mien料理に挑戦。
決め手は何と言ってもスープ、干しシイタケと生ショウガ、だしの素とヌックマムで出汁を取る。
水で戻した春雨をスープに入れ、刻んだネギと唐辛子を加えてひと煮たちすれば完成。
今回は鶏肉を入れなかったのだが、それなりに仕上がった。
これはお手軽だし、今後もお世話になること間違い無しだ。
その後は英語の勉強。
Youtubeで探すとCineLingualという、映画で英語を勉強するというサイトがあったので、それを教材として1時間程度勉強を実施。
終わった後は同じくYoutubeで映画を探して観る。
「252生存者あり」という映画で、まま面白かった。
夕食は鶏の胸肉焼きとキャベツ炒めで早めの夕食。
食後は寝落ちしそうになったがTrangからの電話で辛うじて持ち直す。
Trangからのリクエストは散髪に行く事、お正月前に小奇麗にしておけとのことか・・。
明日行くことを約束して電話を切る。
その後Minhからは明日大晦日のお参りのお誘いを受けた後、9時にはベッドに入る。
こうしてコロナによる引き籠り1日目は終了。
2021年2月11日(木)
朝7時にシャワーを浴び、隣にあるカットハウスに行ったが、なんと今日から休みのようで、通りの店一帯がシャッターを下ろしている。
それはそうだ、今日は大晦日だものな。
コロナの影響もあり、飾り物の売上げはよろしくないようで、まだかなりの量が残っているようだ。
基本的にベトナム人はなんでもバイクで運ぶ。
少々の大きさの植木などは自転車でいとも簡単に運んでいく。
強者になると、バイクの荷台に冷蔵庫や洗濯機などの大型家電も平気で積んでいる。
ベトナムパワー、恐るべし!
お参り(というかお祈り)はBac Giangの中心部から車で約10分の第2センターの祭壇にて行われる。
第2センターはICO発祥の地であり、Manpowerが最初に業務を始めた所。
周りには緑が生い茂り、センターの中庭にはライチ、ザボン、柿、マンゴー、スターフルーツなどの木があり、それぞれ収穫時期には沢山の実をつける。
建物自体も趣があり、数あるICOセンターの中でも一番好きな場所。
お祈り後は祭壇に祭った鶏とおこわで最後の忘年会。
ベトナム酒で既に出来上がった後はICO Constructionの社長の家に誘われ2次会。
そう、ベトナムのお正月(実際はまだ大晦日だが)はこのように、1か所での宴会が終われば次の場所というように、エンドレスで宴会が行われる。
去年Kimの家に行った時も大晦日の夜にしこたま飲み、元旦の朝は家で食事がてら軽く飲み、その後はKimの親戚の家を回り回っては飲むということを繰り返した。
帰宅後は昼寝、夜は昨日の出汁の残りで年越しそばならぬ年越しMienで行く年を送る。
今年はコロナの影響で0時の花火は自粛とのことだったが、多分有志が勝手にやっているのだろう、新年を迎える5分前から花火の音が響く。
それも少しの間で、その後は静寂・・・例年と比べて静かな年明けだった。
2021年2月12日(金)
朝6時20分に目が覚める。
いつもの休日であればここからだらだらとベッドの中で過ごすのだが、今日は少し違う。
何と言っても旧正月の元旦、年の初めぐらいはしっかりと、と思いつつも7時までうだうだし、それからシャワーを浴び、Cafe Saigonと共にまずは英語の勉強。
9時、缶ビールとThuongに貰ったハム(とThuongは言っていたが)で午前飲み開始。
例によってYoutubeで探した映画とともに。
今日の映画は竹内結子と堺雅人主演のゴールデンスランバー。
これはお薦めだ
(3) 竹内結子 堺雅人 ゴールデンスランバー フル English Sub - YouTube
13時30分、遅めの昼食は俺の得意料理であるキャベツと玉子の炒め物。
塩コショウと醤油でただ炒めるのみのお手軽料理。
ごはん1合で腹一杯になり、睡魔に任せて少し昼寝のつもりが起きると2時間も経っていた。
あとはともだちとメッセージをしたり、Facebookに返事をしたりして、時間が過ぎる。
21時、遅めの夕食は湯豆腐とビール。
カツオの刺身があれば最高なのだが、そういう洒落たものはここにはない。
小腹がすいた時の神飯である玉子かけご飯も、生玉子を使うのが怖くて出来ない。
これがBac Giangというruralエリアの辛い所、ハノイなら生食用の玉子もマグロの刺身や寿司もAeonで手に入るのだが。。
仕事が始まったら日本大使館に行く用事もあるので、その時Aeonに寄って買いだめをして来よう。
食後はYoutubeを見たりしてうだうだと過ごし、元日は終了。
あっ、休み2日目にして家から一歩も出なかった。。
2021年2月13日(土)
テト2日目は7時30分起床、シャワーを浴びた後にLyの家に向かう。
道はうろ覚えだったが、待ち合わせの場所まで意外とスムーズに到着。
Lyの家までの道順は幹線道路を曲がってからがわかりにくく、ここからはLyの先導がなければ家まで到着出来ない。
去年と違い今年の正月は天気も良く、田園風景がいつにも増して綺麗に見える。
Lyの家は道の突き当たりでその先にはパイナップル畑が広がるのみ。
ベトナムの田舎ではその先どこへも進めない道が多々存在する。
全ての道がローマに通じているとは限らない。
食事の後はLyの子供、Dâuとの癒しタイム。
Dâuとは今回初めて会ったが、会って5分で仲良くなった、
「bế、bế」と言ってなついてくる。
日本語にすると(直訳はゆりかごだが)「抱っこ、抱っこ」という意味。
これは万国共通、どこの国の子供も同じだ。
帰り間際、お土産にと、お正月の定番料理であるBanh ChungとBuoi(ザボン)と蒸し鶏を頂いた。
ザボンはご丁寧に皮を剥いたもの。
流石に長く一緒に仕事をしているLyだけに、丸ごと貰っても皮を剥いてまで食べないという俺の事を良くわかっている。
帰り道は案の定、まともに幹線道路に出られず、約30分程彷徨った後にようやく戻れた。
おかげで途中にあったお寺で初詣も出来たのでそれはそれでよかった。
やはり今年はコロナの影響で売り上げが悪かったのだろう、売れ残った木が残されている。
帰宅後は昼飲み後の昼寝、その後はBanh ChungとMienで夕食。
食後はだらだらと過ごし、テト2日目は終了。
あ~、今日は英語の勉強をしなかったな・・。
2021年2月14日(日)
テト3日目、日本で言うところの三が日最後の日。
今日も昨日と同じく穏やかな日で、入口の扉と窓から入ってくるそよ風が心地いい。
そよ風・・・響きもやさしい日本語の良き言葉。
英語ではGentle breeze、英語でもなかなか粋な言い回しだ。
朝、日本にいるNgan先生から年始の電話をいただく。
今年の8月にはベトナムに帰るという。
その頃にはコロナが落ち着いている事を祈る。
大晦日の日、Tuan会長が親戚の集まりに俺を招待してくれたので、今日は会長の家で新年会を実施。
9時、息子のMinhが迎えに来てくれ、Tuan御殿に向かう。
丘の中腹に建つ、というかそびえるのは個人の家というよりは何かのモニュメントのよう。
毎回思うが、ここの掃除は大変だろうな。
宴会は昼過ぎまでで、その後は市内にある喫茶店でまったりと日向ぼっこで時を過ごす。
去年の旧正月は雨が続いたが、今年は晴天の穏やかな日が続いている。
コロナの発生を抑えられているBac Giangだからだろうか、第4波の影響は無い。
そんなこんなでTet3日目は終了。
2021年2月15日(月)
テト4日目、朝Nguyetから電話、今日は子供を連れてBac Giangに戻ってくるという。
Nguyetはシングルマザー、去年子供が産まれたが結婚はしていない。
Nguyetとは一昨年のお正月にお寺でばったり会って以来なので会いたかったが、生憎別用があるので、またの機会に。
9時にセンターを出発、約30分でThaoの家に到着、簡単な年始の挨拶の後、Luc NganのThuyの家に向かう。
Luc NganはBac Giangの中で最も好きな場所。6月から7月にかけてライチで真っ赤に染まる街。
生憎今の季節はほとんどの果物が旬を過ぎ次の実を育てている最中だが、丘に上がるとあたり一面の新緑で空気が変わる。
Thuyの家で年賀と祝宴後、帰宅。
途中BIgCでフランスパンとハムを購入、ベトナム料理漬けだった日々をパンで癒す。
日本で言うところの七草粥のようなものだ。
Tet4日目も無事終了。
2021年2月16日(火)
朝7時半起床、シャワーを浴びベトナムコーヒーで1日が始まる。
今日は旧正月最後の休日なので、ゆっくりと過ごすことにする。
まずクリアすべきは英語の勉強。
10時までCineLingualで勉強後、「二百三高地」という古い映画を見始める。
11時、Ly、Minh、Tuyenから立て続けに電話有。
実は昨日、ハノイで日本人男性がコロナで亡くなったのだが、それを受けたBac Giang省の公安が省内にいる日本人の調査を実施しているとのこと。
11時15分、センターに緑の制服を着た公安の警官が来て俺の所在確認を実施、後ほどコロナの検査キッドを持って再度来るのでセンターから出ないことを通告された。
Lyが言うには「政府の方針でベトナムにいる外国人の安全を保つために、外国人はPCR検査をしなければならない」との事だが、優しい口調の軟禁命令と同じだな。
まあ、今回の旧正月休みはBac Giang省からは出ていないことから、問題もないだろうし、PCR検査をしてくれることで陰性の証明ももらえるので、検査をすること自体歓迎なのだが、万が一陽性判定が出たら大騒ぎになると思うと、結果を聞くまで落ち着かない。
15時、公安の警察2名とともに看護士が来てPCR検査を実施。
防護服はニュースや写真で見慣れているが、いざ目の前にするとあまりいい気持ではない。
センターの入口で検査を実施、鼻と舌から採取し、検査溶液につける。
結果がすぐ出るのかと思いきや、2,3日かかるという。
因みに検査費用は734,000VND、日本円にして約3,400円ぐらい、昨年PCR検査が実施された当初は約9,000円程したのだが、当時と比べてかなり安くなっている。
結果が陰性であることが前提ではあるが、安心料としては安いものだ。
結果が出るまで隔離が続くのかと思いきや、明日の初出は出勤してもいいらしい。
これは事前にBac Giangから出ていないという報告をしていたから、みんなもPrecautionという認識で、さほど警戒はしていないからだろう。
そんなこんなで旧正月最後の日は過ぎて行った。
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