9月2日はベトナムの建国記念日。
1945年9月2日、故ホーチミン主席が独立宣言を発表し、東南アジア初の社会主義国家が誕生した日。
では、ベトナムはこの日、どこから独立したのか?
ほとんどの人はフランス支配からの独立と思っているだろうが、実は日本からの独立だった。
独立宣言の中には以下の文がある。
「1940年の秋、連合国に対抗する拠点を更に築くため、日本のファシストがインドシナを侵略し、フランス帝国主義者らは跪いて日本に私たちの国を明け渡した」
「私たち民族は、フランスの手からではなく、日本の手からベトナム国を取り戻した」
俺がこのことを知ったのはベトナムに来た1年後の9月2日、ベトナムに染まりかけていた時
だったので少なからず衝撃を受けたものの、俺が生まれる前の過去の歴史と割り切ることもできた。
ただ、声高に「建国記念日おめでとう!」とは言えなかったのも事実。
俺にとってのベトナムとは、Bac Hoの独立宣言ではなく、その後に発生したベトナム戦争の印象が強い。
それも「7月4日に生まれて」のトムクルーズや「プラトーン」のチャーリーシーン、ピュリツアー賞を受賞したかの有名な写真を通しての印象でしかなく、実感はない。
さて、時代は巡り、今は全世界がコロナと戦っている。
コロナからの独立宣言を出せるのはいつのことだろうか。
NTTグループを早期退職、セカンドライフとして2年間のハンガリー生活を経て、現在はベトナムに活動の場を移しています。 異国での出来事について、徒然なるままに綴っていきたいと思います。
2021年9月2日木曜日
National Foundation Day
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