2021年5月21日金曜日

salute

 ベトナム各省からバクザン省への医師団派遣の際の心温まる話をひとつ紹介する。
クアンニン省から派遣された医師団200人が乗るバスがバクザン省に入る際、路上で警備していた交通警察官が敬礼をもって彼らを迎え入れた映像がFacebookを賑わした。
これは交差点に設置された自動撮影カメラにより撮影されたもので、10台のバスが通過する間、警官が敬礼を捧げているのだが、一人の警察官の行動がバクザン省に住む全ての人の感謝の気持ちを代弁しているかのように見える。
日頃は何かと問題のある交通警察だが、この行為で少し見直した。



2021年5月20日木曜日

isolation

 いつもよく遊んでいるTruongが新型コロナウィルスのF2(感染者に接触した人に接触)になり、2週間の自宅隔離になった。
Thuongからは5月の初めに食事の誘いがあったが、用事があり会えなかった。
その時会えていれば俺はF3になっていたんだな。
自宅隔離中は家の前にその旨を記した紙を貼っておかなければならないらしい。
F0感染者は氏名と行動ルートが全国に周知され、出身の村はロックダウン、F1は隔離施設での隔離、F2は自宅隔離と隔離中であることを明示しなければならない。
ベトナムの新型コロナ対策は徹底しており、その中でも感染者数が63省市で断トツのバクザンでは、まさしく戦争の体を要してきた。



2021年5月19日水曜日

Doctors Without Borders

バクザン省で新型コロナウィルスの急増に伴い、クアンニン省からの200名の医師団派遣に続き、隣の省であるタイグエン省や、中部ダナン市から60名の医師団がバクザン省に派遣されることとなった。
それに先立ち、ダナンの医師団の宿泊先として俺の住むICOの寮がバクザン省人民委員会より指定されたれたとの報告を得た。
現在、寮には帰省出来なかった学生2名と、同僚のDiuと俺の4人が住んでいるが、これからバクザン省でコロナが終息するまでの間、医師団とともに住むことになるとのこと。
そもそも医師団が住む寮に、確実に陰性が証明されていない(PCR検査を実施していない)第三者が居ていいものなのかが疑問だが、俺たち4人に移動命令はなかったことから、いいのだと解釈しておく。
ただ、日頃コロナ患者と接する医師団と同じ寮で住むということは、今まで以上に感染に注意する必要がある。
俺たち4人のうちの誰かがコロナに感染し、それが原因で医師団を巻き込んだクラスターにでもなろうものなら、洒落にならない。

そうこう考えるうちに、ダナンの医師団が到着する日になり、待ち構えていたが一向に来る気配がない。
確認してみると、ダナン市の医師団は予定変更でホテルに宿泊するとのこと。
ここはベトナム、物事が予定通りに行くことの方が少ないので、急な変更にも別に驚きはなかった。
不謹慎かもしれないが、コロナ患者と触れ合う医師団がここに宿泊しないことになり、正直「よかった」と思った。
今、日本人である俺がコロナに感染すると、ベトナム人以上に大きく報道され、「また日本か」とも思われそうなので、絶対にコロナに感染するわけにはいかないという気持ちが強くある。
バクザンでは、ここ4日間連続で、1日100人近くの感染者が出ている。
自宅待機が始まってからは生活のための買い物以外、不要な外出は極力控え、嵐が過ぎ去るのを待つ日々を送っている。
4月27日以降、悪い方向にしか進んでいないが、なんとか5月中に封じ込めが出来ることを祈るばかりだ。





2021年5月18日火曜日

Returning refugees

 ベトナム外務省は、外国人と在外ベトナム人の入国を一時停止および制限し、国内での新型コロナウィルスの流行を防止及び制御するための措置に焦点をあてることを決定した。
投資家やビジネス関連の一部専門家等の入国は慎重に検討するとのことであるが、原則ベトナムにはコロナが終息するまで誰も入国出来ないこととなった。
これにより現在日本で帰国を待つ技能実習生約3万人の帰国は当分延期となる。
また、現在入国待ちの技能実習生は約1.5万人であり、この停滞に対する対策を出すために、労働局から各送り出し機関に現在入国待ち及び帰国待ち実習生数の報告を求められた。
労働局としても正確な数字を把握するためだろう。

これを俺に置き換えた場合、仮に日本側が入国を許可しても、その後ベトナムに戻ることは不可能となることから、実質帰国出来ない状態が続くことになる。
一旦帰国するとその後はベトナムに戻るに戻れず・・・四面楚歌とはこのことだ。

昨日菅首相がベトナムのチン首相と電話会談を実施した。
菅首相からは各分野で多くの協力の可能性を示し、チン首相は、両国の広範な戦略的パートナーシップに基づき、日越関係の更なる進展への期待を表明したとのこと。
日本からのコロナ持ち込みによるベトナムの現状を配慮したようなタイミングであり、今後の両国の関係を維持するための会談だったのだろう。
この会談が功を奏して、現在帰国待ち及び入国待ちの技能実習生の特例措置が取られることを期待する。



2021年5月17日月曜日

The second week begins

自宅待機1週間が終了、これから2週間目に入る。
この間、バクザン省ではコロナ感染者が増え続け、63省市の中で最も感染者が多い省となった。
因みに4月27日以降本日までの市中感染は26省市で計1140人、バクザン省は314人で最も多く、隣の省であるバクニン省が241人、その隣のハノイ市で221人と、北部地域のほとんどを占める。
バクザン省、バクニン省で感染者が多い理由としては、工業団地内でのクラスターによる。Sam SongやCanonといった数万単位の社員を抱える企業内での集団感染に起因しており、既に封じ込めは実施済なので、いづれは終息するものと思われる。
ハノイ市の感染者は病院での院内感染であり、F1、F2といった感染者と接触したと思われる者の足取りを追い切れるかが鍵となる。

昨日は、クアンニン省からバクザンに200人の医師団が駆けつけたというニュースがFacebookを賑わした。
こういった中、我々が出来るのは自己責任としてコロナに感染しないことしかない。
早期封じ込めのためにも、今は我慢の時だ。







2021年5月15日土曜日

Saturday Lunch

今は思い出となってしまった土曜日の風景。

土曜日の昼食は決まって男性スタッフとともに軽く1杯飲み。
仕事自体は月2回のみ土曜日は昼までで、残りは終日勤務だが、終日勤務の折も昼食時の酒は有りで、この緩さがベトナム。
まま、いつものメンバーは昼に少々飲もうが酔っ払うことはないので、週に一度の息抜きとして黙認されている。
よく行くのは鶏専門店、鶏の半身と野菜がいつものメニューで、俺は揚げたもの、他のメンバーは茹でたものと決まっている。
これとベトナム酒で一人当たり600円程度。
売り上げ激減により今年になってからの給料支給は滞っている中、この食事の安さはありがたい。
このおかげで別に悲壮感もなく、なんとか生きてきたのだが…

2021年、新型コロナウィルスのバクザン急襲により始まった自宅待機後最初の土曜日。
この状態がいつまで続くかわからないが、再び土曜日の行事が復活出来る日までStay Homeで頑張ろう。



2021年5月14日金曜日

Vietnamese house

ベトナムの家のほとんどは、レンガで造られており、部屋の床や階段はレンガの上にタイルを張った構造となっている。
この造りの利点としては、掃除がしやすいこと。
絨毯張りだとコーヒーをこぼすと染みになるが、ここでは拭くだけできれいになる。
一般的なベトナムの文化として食卓というものがなく、食事のさいは床にゴザをひき、その上に直接食べ物を並べて食べる。
料理や酒が少々こぼれたとしても後片付けは簡単で、ゴザを払い床を水拭きするだけで済む。
欠点としては、危険なこと。
ガラス製品を落とすと必ず割れるし、特によちよち歩きの子が歩いている時などは気が気でない。

俺の住む寮も例外ではなく、部屋の中はもとより、廊下や階段に至る全ての床が大理石もどきのタイル張りで出来ている。
雨の日などは滑りやすくなり、今日はあと1歩で階段を降りきるというところで足を滑らせた。
これを不運ととるか幸運ととるかで気持ちの持ち方が変わってくる。
俺の場合、悪いことがあると、これは良いことの前兆、もしくは大きな災難の身代わりとして考えるようにしている。
肘と背骨を強打し、洗濯したてのズボンがずぶ濡れとなったことで、アンラッキーではあるが、これが階段の上部だった場合は大怪我につながる可能性もあり、1段で済んだのはラッキーともとれる。
今回も足を滑らせて外出が遅れたことで、交通事故を回避出来たと考えれば、災いも福と考えられる。
自分勝手な思い込みだが精神衛生上はこの方が格段に救われるので、皆さんもお試しあれ。