2021年8月25日水曜日

Paralympic Games open

東京パラリンピックが開幕した。
パラリンピックが夢と感動を与えるというのは理解するが、なぜ今なのかという思いが消えない。
開会式では一般からの応募で選ばれた障害のある人たちがそれぞれの特技を生かしたパフォーマンスを披露したが、本番までの間、クラスターの危険のある集合での練習を実施していたかと思うと、複雑な思いになる。
緊急事態宣言を素直に守り、営業時間を短縮した店主や、お盆の里帰りを自粛した人たちには、このパラリンピックがどう映るのだろう?
コロナに感染しても入院できず自宅隔離を余儀なくされた人や、今も自宅でコロナで戦っている人たちに、この時期に強行開催したパラリンピックが勇気と希望を与えることが出来るのだろうか?
少なくとも俺は、面接に合格しながらもコロナの影響で2年以上も入国を待っているベトナムの技能実習生、つまりは俺の教え子たちに日本でのオリンピック、パラリンピックの開催意義を説明することは出来ない。


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