2021年8月19日木曜日

Blue Card

バイク王国ベトナムで新車を買った場合、そのバイクの所有者を示すブルーカードなるものが発行される。
では、中古車を買う場合はどうなるか・・、通常であればバイクの名義変更を実施しなければならないが、この手数料や手間を惜しむ余り、もともとの所有者のブルーカードとともにバイクを引き渡されることが多い。
日本ではバイクを所有しているだけで毎年軽自動車税を払わなくてはならないが、ベトナムではバイクにかかる税金は無い。
よって、延々とバイクを所有していてもお金がかかる訳でもないことから、ブルーカードの持ち回りが横行することとなる。
ブルーカードに持ち主と違う名前が書かれていても深く詮索されることはない。
俺のバイクはTuan会長から譲り受けたものでブルーカードの氏名はTuan会長のままとなっている。
日本人がベトナム人のブルーカードを持っていること自体おかしな話だが、バイクのナンバープレートと対のブルーカードを持ってさえいれば、そのバイクの持ち主と認識される暗黙の了解があるようだ。
で、どんなときにブルーカードが必要かというと、なんらかのトラブルによりバイクの所有者であることを証明しなければならない時。
つい最近俺がやらかしたことは、スーパーマーケットでバイクの駐車券を無くしたこと。
この場合はブルーカードが必須で、カードを見せることでバイクの所有者ということが証明され、駐車場から出してくれる。
逆に言えば、ブルーカードが無ければ駐車場から出るのもままならず、かなりの手間がかかることになる。
事実俺も当日は駐車場から出られず、翌日ブルーカードを持参してやっと解放された次第だ。
ただ、ブルーカードは見せるだけでコピーもとらない。
いい加減な点と厳格な点が入り乱れているベトナムならではだ。

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