正当な理由がある辞退なら仕方ないが、中には面接合格後すぐに辞退を申し出たり、まるで最初から合格しても日本に行く気がなかったかのように、明らかに嘘だとわかる理由を持ち出してくることもある。
なんの生産性も無い、心が滅入る業務だ。
この作業に出口は見えるのだろうか・・
NTTグループを早期退職、セカンドライフとして2年間のハンガリー生活を経て、現在はベトナムに活動の場を移しています。 異国での出来事について、徒然なるままに綴っていきたいと思います。
東京パラリンピックが開幕した。
パラリンピックが夢と感動を与えるというのは理解するが、なぜ今なのかという思いが消えない。
開会式では一般からの応募で選ばれた障害のある人たちがそれぞれの特技を生かしたパフォーマンスを披露したが、本番までの間、クラスターの危険のある集合での練習を実施していたかと思うと、複雑な思いになる。
緊急事態宣言を素直に守り、営業時間を短縮した店主や、お盆の里帰りを自粛した人たちには、このパラリンピックがどう映るのだろう?
コロナに感染しても入院できず自宅隔離を余儀なくされた人や、今も自宅でコロナで戦っている人たちに、この時期に強行開催したパラリンピックが勇気と希望を与えることが出来るのだろうか?
少なくとも俺は、面接に合格しながらもコロナの影響で2年以上も入国を待っているベトナムの技能実習生、つまりは俺の教え子たちに日本でのオリンピック、パラリンピックの開催意義を説明することは出来ない。
8月18日、ベトナム国家主席Nguyen Xuan PhucがBac Giang省を訪れ、新型コロナウィルスに対する迅速な対応に対し、労働勲章を授与した。
それに伴い、Bac Giang省人民委員会からコロナボランティアに対する表彰状が届いた。
Bac Giang省では新型コロナウイルスの封じ込めに一応は成功したが、今後も予断の許さない状況は続いており、全面規制解除には至っていない。
また、ホーチミン市やビンズオン省での感染拡大に対し、政府は首相指示第16号より厳しい対応策を出し、なんとか9月15日までに第4波を制御下に置こうとしている。
ベトナム政府の考えの中にWith Coronaは無い。
https://www.viet-jo.com/news/social/210819195124.html
旧暦7月15日、今年の新暦で言えば8月22日。
この日のベトナムは中元節であり、日本でのお盆にあたる。
ICOグループの発祥地である第2センターには祭壇があり、今日は2日ほど早いが、中元節のお参りに行ってきた。
今は無人で設備も汚れたままだが、2階から見える景色や、いろいろな果物が実をつけている風景は以前ここでManpowerを立ち上げた時と同じ。
これぞ典型的なベトナムの田舎の風景といった感じで、自分の中では数あるICOの施設の中でも立地条件はトップクラスに君臨している。
昔の田舎の小学校のイメージだ。
バイク王国ベトナムで新車を買った場合、そのバイクの所有者を示すブルーカードなるものが発行される。
では、中古車を買う場合はどうなるか・・、通常であればバイクの名義変更を実施しなければならないが、この手数料や手間を惜しむ余り、もともとの所有者のブルーカードとともにバイクを引き渡されることが多い。
日本ではバイクを所有しているだけで毎年軽自動車税を払わなくてはならないが、ベトナムではバイクにかかる税金は無い。
よって、延々とバイクを所有していてもお金がかかる訳でもないことから、ブルーカードの持ち回りが横行することとなる。
ブルーカードに持ち主と違う名前が書かれていても深く詮索されることはない。
俺のバイクはTuan会長から譲り受けたものでブルーカードの氏名はTuan会長のままとなっている。
日本人がベトナム人のブルーカードを持っていること自体おかしな話だが、バイクのナンバープレートと対のブルーカードを持ってさえいれば、そのバイクの持ち主と認識される暗黙の了解があるようだ。
で、どんなときにブルーカードが必要かというと、なんらかのトラブルによりバイクの所有者であることを証明しなければならない時。
つい最近俺がやらかしたことは、スーパーマーケットでバイクの駐車券を無くしたこと。
この場合はブルーカードが必須で、カードを見せることでバイクの所有者ということが証明され、駐車場から出してくれる。
逆に言えば、ブルーカードが無ければ駐車場から出るのもままならず、かなりの手間がかかることになる。
事実俺も当日は駐車場から出られず、翌日ブルーカードを持参してやっと解放された次第だ。
ただ、ブルーカードは見せるだけでコピーもとらない。
いい加減な点と厳格な点が入り乱れているベトナムならではだ。
ベトナム中部のTay Nguyen産の胡椒と青唐辛子をアルコール漬けしたもの。
沖縄の島唐辛子を泡盛につけたコーレーグースにも似ているが、大きな違いは使い方。
コーレーグースは唐辛子を漬けた泡盛の辛味をスパイスとして使用するのに対し、こちらは漬かっている唐辛子や胡椒の粒を薬味として使う。
たいていはヌックマムに数粒を入れて辛味を出すのだが、通の者はこれを直接口に入れ、ベトナム酒とともに流し込む。
胃が焼けそうだが何回かやっていると癖になるので、初心者の方はやらないほうが無難かもね。
面接前日の日曜日夜8時、ICO Manpower本社の近くの地域でコロナ感染者が確認され、付近一帯が隔離された。
もう少し近ければ本社も隔離対象エリアに含まれるところであったが、なんとか隔離対象エリアからは外れたことで、本日の面接を無事開催することが出来た。
これだけコロナが蔓延すると実習生の募集も困難で、今回の面接は11名の採用予定に対し2倍以下の21名しか募集出来なかった。
また、コロナの関係で2名はICO支店から、2名は自宅からの面接参加となったことや、実技試験をいかに見やすく伝えられるかといった、面接環境を整えるための苦労も多い面接ではあったが、事前準備を徹底したことで事無きを得た。
2倍以下の人数で面接を実施いただいた企業に感謝する。
9月には8月以上の規模の面接が予定されているが、募集体制をいかに整えられるかが面接成功の鍵となる。
今までのコロナによる業務不足から自宅待機を余儀なくされているスタッフのためにも、9月の面接を成功させるべく頑張ろう!
果物の女王様と呼ばれるマンゴスチン。
同じく果物の王様と呼ばれるドリアンのような癖はなく、甘みと酸味を合わせ持つが、ドリアンと同じく、ホテルによっては持ち込み禁止としている所もある。
ドリアンはその強烈な匂いによるものだが、マンゴスチンは皮部分の赤い色素が調度品を汚す恐れがあるためだとか。
人間社会に限らずフルーツの世界でも、王様や女王様は個性豊かなものだ。
よく無くすものの一つとしてサングラスがある。
一時期は5つもあったのだが、海水浴中にサングラスをかけているのを忘れて潜り、海に消えたり、飲み屋に忘れたりしていつの間にか全て無くなった。
夏の強い日差しと砂埃の中、サングラス無しでバイクを飛ばすのもきついので、丁度視力を測りたいというLyとメガネ店に行った。
サングラスがたくさんあると安心感があるから無くしてしまう、1個だけなら注意するので無くさないというLyの持論を信じて、今回は1個だけ購入した。
当分は1個で過ごそうと思うが、コロナが終わりハノイ旧市街のメガネ通りにいけば、また買ってしまうんだろうな。。。
昨日、東京オリンピックが閉会した。
全世界的行事であるはずのオリンピックだが、ここベトナムでは職場の話題にさえもあがらない状況だった。
オリンピックを目標に頑張るアスリートの事を考えると、1年遅れでも開催出来たことは喜ばしいことで個人目標は達成出来たのであろうが、それ以外にどのような効果があったのかがよくわからない。
現実問題として大会開催中に東京都での新型コロナウィルスの感染が急拡大し、緊急事態宣言が出される中での競技続行となった。
一旦開催してしまえば途中での中止は極めて困難な事から、コロナが拡大しようと選択肢は1つ、続行しかなかったのだろう。
この論理で行くと、オリンピックとパラリンピックは1対のもので、オリンピックを開催した今、パラリンピックの中止という選択肢はないだろう。
「オリンピックの開催がステイホームを後押しし、人々にコロナと戦う勇気を与えた」とかいう、何の根拠もない話で次のパラリンピックも開催するのが目に見えている。
過去の施策を見ても、コロナ禍においてGo to Travelという相反する方針を何の論理武装もないまま推奨した輩であり、今の日本政府はお粗末なことこの上ない。
IOCのごり押しに抵抗することもなくオリンピック関係者は受け入れ、働き手である外国人労働者の入国は拒む日本・・・今の日本に希望は見出せない。
在ベトナム日本大使館から、ベトナムでコロナワクチンを接種したい人は申し出るようにとの周知があり、オンライン登録を実施していたところ、昨日バクザン省人民委員会から連絡があり、本日ワクチン接種会場に行ってきた。
前回ボランティアをしていた時も摂取機会はあったのだが、摂取前の血圧測定でNGとなったので、今回は事前に自宅で血圧を確認した。
自宅では130台-80台と正常値だったので、今回は大丈夫との思いで会場に行ったが、やはり白衣の前では心臓が脈打つのが自分でもわかる。
初回測定結果はあろうことか190台-120台と、今まで見たこともない値を示した。
休憩後、2回目の測定では150台-100台、その後医者の問診時の2回の測定で最終値は140-90台でようやくOKが出た。
一緒に行ってもらったOanhに確認したところ、下の90台はどうやらおまけをしてくれたようだ。
明日は日曜日でもあることから念のため解熱剤とビタミンを買い職場に戻った。
ワクチンはアメリカ製ということだが、モデルナかファイザーのどちらかは不明、筋肉注射は予想外に痛くなく、摂取後約2時間が経過した今も副作用は感じない。
次の摂取までに友達のクリニックに遊びに行き、白衣に慣れることにしよう。
Oanh、今日はありがとうね~!!!
ICO Manpower本社前で実施している交通検問。
もうかれこれ1週間は24時間体制でバクザン省以外のナンバーの車の検問を実施している。
他の省への移動は当局が発行した許可証が必要らしく、それをチェックしているらしい。
バクザン省内で通勤する俺には関係ないことではあるが、検問の風景はあまり気持ちのいいものではないな。
8月の最初の面接が無事終了した。
新型コロナウィルスの関係で、実習生は複数のICOの支店から参加、支店への移動も出来ない実習生が自宅からZoomに参加しての実施となった。
バクザン省在住の候補者はManpower本社に集合させた。
バクザン省では最近のコロナ感染者は0であり、ほぼ収束してはいるものの、感染防止策として本社に入る前の検温と健康申告、消毒を実施、面接前日には関係者全員がPCR検査を受検し陰性を確認を行った。
俺は5月以降で7回もPCR検査をしたことになる。
今後9月まで大きな面接が続くが、コロナの発生状況次第で延期や中止も考えられる。
現在はハノイ市やホーチミンを中心とする南部の感染者が増加しており、ベトナム政府も徹底的な封じ込め施策を展開中であることから、なんとか封じ込めに成功することを祈るばかりだ。