2021年4月29日木曜日

Anniversary of the founding of ICO

 ICO創立13周年、おめでとうございます。

私は2014年にICOに入社しましたが、約7年という長い月日をベトナムで過ごせた1番の要因は、ICOの皆様に日々助けて頂き、家族のように接していただいたおかげだと感謝しています。
今後も日本との良好な関係を維持するための窓口としての役割を遂行することで、私なりの恩返しをさせていただきます。
共に次の15周年、20周年を迎えましょう。
ありがとうございました。
2021年4月29日  Hitoshi Mukai

と、公式の祝辞を述べたのだが、以下に本音も述べておく。

ICOに入社して一番感じたことは日本とベトナムの仕事のやり方の違いです。
日本は時間管理と報告・連絡・相談には非常に厳格な国で、これ無くして仕事は出来ません。
それぞれの役割と責任分担を明確にし会議で決められた事は必ず守る、責任は各部の長にありますが、すべての責任は社長が負います。
PDCA(Plan-Do-Check-Action)を徹底し、日々KAIZEN活動を実施しています。
トラブル発生時はAction会議が実施され、再演防止を図ります。
会議での決定事項は議事録として記録され、会議に出席していない社員には議事録で情報共有されます。
これらすべては入社1年目の新入社員が最初に叩き込まれる知識です。
仕事は仕事、それ以外はプライベートの時間と割り切る社員が多いのも日本の特徴です。

一方、ベトナムはというと、仕事のやり方は非常に緩いと思います。
時間管理にルーズで、少々の遅刻でも許される。
計画を立て、誰が何をいつまでにどうするという点の認識が甘く、締め切り日を迎えても達成出来ていないことがしばしばある。
良い知らせはすぐ報告するが、悪い知らせはぎりぎりまで報告しない。
社員の行動の可視化が出来ておらず、特に外回りの多い部門では社員が何をしているのか誰も把握出来ていない。
こういった仕事のやり方による取りこぼしも多いのですが、そこには目を向けず成功事例だけを見るという、楽観的な部分が多分に見受けられます。
打たれ強い、というか、打たれている事に気づいていないのだと思います。

と、業務遂行の面ではまだまだ弱い所が満載ですが、社員の関係はアットホームで良好だと感じています。
私がベトナムに来た当初、ベトナム酒に酔っ払ってかばんを失くしたことがありました。
翌朝、そのことを事務所で話すと、社員全員が仕事そっちのけで探してくれ、奇跡的に見つかりました。
仕事を差し置き、個人のかばん探しをする・・こんなことは日本ではありえません。
このときはかばんが見つかったことよりも、この行動に感動しました。

仕事に厳しい分、それを実施する人にも厳しいのが日本、仕事は緩い分、人を思う気持ちが強いのがベトナムだと思います。
私には長年の日本での仕事のやり方が染み付いており、ベトナムの仕事のやり方との違いに仕事面では日々ストレスを抱えており、時には強い口調でスタッフを叱咤したこともあります。
私の役割が日本との窓口ということもあり、ベトナム方式では日本に通用しないことがわかっていたからです。

ただ、時々ふっと思うことがあります。
ベトナム方式を踏襲していくほうが、社員は幸せなんじゃないだろうか?
郷に入れば郷に従うことで自分もストレスを感じなくなるんじゃないだろうか?

 日本、ベトナム、どちらのやり方が社員にとって幸せかどうかは私には良くわかりません。
が、ベトナム方式を踏襲することは、実は私にとってはストレス解消にはなりません。
仕事に対して「無責任」なように感じるからです。
幸いにして私が直接管理する部のうち、国際部は日本と直接対応する部門であり、日本相手の仕事のやり方を理解してくれており、改善にも取り組んでくれています。
教育部、訓練部は、日本の厳しさは理解しているので、後は既存の殻を破り新たな事にチャレンジする必要があります。
この点は、折に触れ伝えていくしかないのでしょうね。

私がこの先ICOの15周年、20周年を見届けることが出来るのかどうかはわかりません。
もしかしたら今年帰国するかもしれないし、永住するのかもしれません。
ただ、今年の念頭に立てた目標である、「1日1日を大切にしていく」ことを実行していく事で、ひいてはICOの事業にも貢献しなんらかのプレゼントが出来ればと思っています。

Yesterday is history, tomorrow is a mistery, today is a gift, that's whay it is called the present!!! 

𝐁À𝐈 𝐃Ự 𝐓𝐇𝐈 𝐒Ố 09: 𝐂𝐔Ộ𝐂 𝐓𝐇𝐈 𝐕𝐈Ế𝐓 “ẤN TƯỢNG ICO 𝐓𝐑𝐎𝐍𝐆 𝐓Ô𝐈”
Tác giả: Hitoshi Mukai 
Đơn vị: ICOManpower

Bản dịch:

Chúc mừng ngày kỉ niệm thành lập ICO 13 năm. 

Tôi bắt đầu làm việc tại Ico từ năm 2014, lý do lớn nhất khiến tôi dành những ngày tháng dài khoảng gần 7 năm sinh sống và làm việc ở Việt Nam là tôi biết ơn vì được mọi người Ico giúp đỡ hàng ngày và luôn đối xử với tôi như một gia đình.  

Sau này cũng thế, để tỏ lòng biết ơn của mình tôi sẽ cố gắng cống hiến bằng cách hoàn thành thật tốt vai trò trách nhiệm làm cầu nối của mình để duy trì mối quan hệ hữu hảo với các đối tác Nhật Bản.  

Chúng ta sẽ cùng nhau chào đón kỷ niệm 15 năm, 20 năm tiếp nữa. 

Xin chân thành cảm ơn. 

Ngày 29/4/2021 
Hitoshi Mukai 
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THỂ LỆ BÌNH CHỌN:
✅Với 01 Like/ Bày tỏ cảm xúc  = 01 điểm
✅Với 01 lượt Share  = 05 điểm
⚠️ Đúng 15h ngày 28/4/2021, Ban tổ chức sẽ đóng cuộc thi và tiến hành tính điểm.
❌❌Lưu ý: 
🚫Lượt like, share hợp lệ phải là lượt like, share tại BÀI VIẾT ĐÃ ĐĂNG TRÊN FANPAGE của ICOGroup.
🚫BTC chỉ chấp nhận và tính điểm cho lượt like, share đầu tiên của mỗi tài khoản tại mỗi bài dự thi.
📣 Kết quả cuộc thi sẽ được công bố vào ngày 29/4/2021.
#ICODay2021
#Antuongicotrongtoi
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☎️Hotline: 0204.6255.678
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2021年4月28日水曜日

Small farewell party

新型コロナウィルスの影響で業務量が減ったことから、自社株を持っていない社員は当分の間休業するとの会社決定があった。
教育部は4人が対象となる。
5月からThaoはハノイで、Minhは自動車修理工場でアルバイトをするという。
コロナのせいとはいえ、自分の配下の部下を守れなかったのはつらいことだ。
当の本人たちはというと、ベトナム人気質なのか、思いの他あっけらかんとしているのが、救いといえば救いか。
これから`当分会えなくなることから、小さな送別会を実施。
BIA HOIと呼ばれるベトナム版ビアホールにアヒル肉とうさぎ肉を持ち込み、宴会開始。
途中Dungも加わり、男5人で10杯のピッチャーを空ける。
出来るだけ早くみんなが元通りに戻れることを祈りつつ乾杯!




 

2021年4月27日火曜日

ridiculous

周りを海に囲まれた島国に47の都道府県があるのが日本。
大きくは北海道、本州、四国、九州の4つの島に分けることが出来る。
多い少ないはあるものの、毎日全ての都道府県で新型コロナウィルスの感染者が出ている。
そういった中、2021年4月27日現在4都府県に3度目の緊急事態宣言が出され、7県に蔓延防止等重点措置が実施されている。
全国規模で感染者が出ている中で、一部の都府県だけで規制をかけて果たして意味があるのか・・。
相変わらず国内の集団移動手段である新幹線、電車等は運行を止めず、都道府県を横断してコロナ菌を拡散する役目を守っている。
人口が密集する東京では山手線が、大阪では環状線が相変わらずすし詰め状態で運行されてており、ここは見て見ぬ振りで、3蜜防止やソーシャルディスタンスを声高に叫ぶ、パフォーマンス重視の某東京都知事や大阪府知事。
全都道府県の知事が足並みを揃えて、お互いのテリトリーを行き来しない強烈な対策、例えば県境付近に自衛隊を配備し通行止めにする等の対策を打たない限り人の流れは止まらないだろう。
知事の権限で自衛隊を動かすことは出来ず、公共交通機関を停止することも出来ないのであれば、知事としては「私の管轄に来ないで」と懇願するしか手がないのは理解出来る。
日本においては全国的にロックダウンをするといった権限は誰も持ち合わせていないのだから、これが精一杯のコロナに対する抵抗なのだろう。
具体的な対策が自粛要請のみという緊急事態宣言や蔓延防止措置というのが言葉の遊びにしか聞こえず、片やほとんどコロナが終息している国であっても日本への入国は徹底的に拒否するといった対策が、滑稽とさえ思うのは俺だけだろうか・・。

2021年4月26日月曜日

Countryside

BBQを実施した場所は教育センターからバイクで3分ほどの広場。
水牛が放牧され、アヒルが放し飼いされているのどかな場所。
典型的なベトナムの田舎の風景。











2021年4月25日日曜日

Party with TTS69

TTS69の実習生とBBQパーティを実施。
生きた鶏をさばき、竹に刺して遠赤外線で2時間以上かけて丸焼きにする。
豚肉とウインナーを焼き、野菜やスイカを切り、氷水の中でビールとベトナム酒を冷やす。
近くに生えているバナナの葉をお皿代わりに、焼けた肉を並べる。
こういう作業をそれぞれが淀みなく実施していく。
自然と共存している感満載の野外BBQは疲れた心を癒してくれること間違いなしだ。

















2021年4月24日土曜日

Congratulations on Grand opening

元同僚のHueがタッパーの店を開店したので、開店祝いに行った。
開店までの間は忙しかったようで少し痩せたようにみえたが、持ち前の元気さは以前と同じ。
俺がよく行くスーパーマーケットの前なので、これからも遊びに行くよ。
新しい仕事でたいへんだろうけど、がんばれ!





2021年4月22日木曜日

Thoughts about religion

ハンガリーでの生活において、今まで意識したことのなかったキリスト教というものが身近に思えるようになった。
Gyorの街のそこここにある教会、クリスマスの4週間前から始まるアドベントでの催し、ハンガリー最古の修道院であるパンノンハルマ大修道院での週1回の授業、友人であるGerryが修道士になったこと・・・
休日、予定がない日は教会の末席で過ごしたり、パンノンハルマからの帰りはバスが来るまでの待合所代わりとして教会を使わせてもらっていた。
ハンガリーでは生活に自然とキリスト教が寄り添っているといった感じだった。

Gerryにもらった英語版の聖書は最初のキリストの系図で挫折したが、最近少し読み解いてみた。
キリスト教では自身の肉体に魂を宿しているのではなく、魂が肉体を支配していると考え、
死ぬということは自身である魂が肉体を離れることに過ぎない。
死は滅びではなく新たな旅立ちであり、地上の生涯を終わった後は天に永遠の住みかが与えられる。
つまり死は終わりではなく、地上における自身の旅路の到達点としているのがキリスト教の死生観となる。

俺自身の死生観としては、生まれてから死ぬまでの生涯は予め決められており、決められた年月が過ぎれば自ずと終焉を迎える、謂わば死は運命に導かれたものだと考えている。
灯した時は長かった蝋燭がやがて燃え尽きるような感じ。
運命に抗おうとするのではなく、その時がくれば素直に受け入れたいし、周りの人も幸せな生涯だったと思ってくれればそれでいい。
死者を弔う方法は、残った者の慰めになる方法を選んでもらって良い。

ベトナムにもキリスト教は普及しており、Bac Giangにも教会が点在している。
ただヨーロッパと比較して開放的ではなく、ミサの時間以外教会の門は閉ざされていることが多い。
ベトナム中部に勤務している時、一度ミサに参加したことがあるが、厳か、敬虔といった雰囲気よりは賑やかという印象を受けた。
ミサにもその国の特徴が出るようだ。

実習生の家庭訪問に行く途中で目にした教会から、ふとハンガリーでの生活を思い出し、結果として死生観にまで言及する雑文となったのは、混沌とした今の俺の頭の中を表しているようだ。

願わくば全ての人が幸せでありますように。。



2021年4月20日火曜日

Long-term care

先日行われた介護技能実習生の面接では、ホーチミンからの候補者を募り、8名が合格した。
この子達はこれから日本語と介護技術を勉強した後、日本の病院並びに介護施設で働く。
介護は一般の技能実習とは異なり人を相手にする仕事であり、たいへんではあるが、これからの研修を頑張って欲しい。
今回の医療施設には既にICOの1期生がおり、全員戦力となって元気に頑張っているとの評価をいただいたことは嬉しい限りだった。

少子高齢化が進み、お年寄りの面倒を見る人材が不足している日本において、このような若い力は今後益々必要となる。
現在、ICOでは積極的に介護技能実習生の面接に応じてはいないが、個人的には今後この職種へ注力していきたいと思っている。
それだけの価値がある仕事だ。



2021年4月19日月曜日

Luc Nam high school

日曜日はICO Eduのお手伝いでLuc Namの高校に出張し、セミナーと授業模様のプロモーションビデオ撮影を実施した。
こういう依頼の時はいつもベトナム方式で、
・最初は電話で「セミナーに参加するだけで、何もしなくていい」
・行きの車中で「今回はPRビデオの撮影も兼ねている」と、新たな情報
・セミナー開始直後、「校長先生の話の後で日本文化の紹介を20分ほどしてほしい」
・校長先生の話が終了し、俺の番となる直前で「日本に対する簡単な質問を5つ学生に投げかけてほしい」
これで終了と思いきや、
セミナー終了間際に「日本に興味を持っている学生に授業をしてほしい」
と、宮沢賢治の小説のように次から次へと新たな情報と注文が入ってくる。
日本のように事前の打ち合わせや情報共有が一切無いのがベトナム方式であり、ここに来た当初は面食らったが、7年も暮らしている今では少々のことでは驚かない。
ベトナムでは臨機応変(つまり適当)、日本では厳格(つまり杓子定規)な能力が求められ,
どちらもその国で暮らすには必須となる。
どちらの能力が優れているかが、ベトナム生活への適正を図る物差しのひとつになる。
極論として言えば、いい加減な性格ほどベトナムでの生活に適しているともいえる。
これが俺がベトナムに長く居座っている大きな要因だと、今気づいた。





2021年4月16日金曜日

Tropical fruits

果物の宝庫、ベトナム。
休憩時間になると、スタッフから毎日なんらかの果物をいただく。
定番で言えばグァバやマンゴー、スイカ、青りんご。
マンゴーは2種類あり、お馴染みの黄色くて甘いものと、青味がかった酸っぱいもの。
珍しいものとしては、スターフルーツ、ジャックフルーツ、ドリアンよりも食べやすいが癖もあるミトという果物、ミルクフルーツ等々。
酸っぱい果物は果物用の塩とともに食べると不思議と美味くなり、ベトナム人は甘いマンゴーより酸っぱいマンゴーが好きという人が多い。
果物が豊富なせいか、果物をむくのは全員上手で、パイナップル等も包丁1本できれいな形にむいていく。
但し、包丁さばきは日本とは逆で外に向けてむいていくので、近くで見る時は気をつけて!