2021年1月27日水曜日

Differences in New Year's culture

ICO本社広報部のThanhから、旧正月に発行する社内誌のインタビューを申し込まれた。
外国人の俺が感じるベトナムの旧正月についてのインタビューだったので、その内容をまとめておく。

正月に関して、日本とベトナムの一番の違いは、日本は新暦1月1日を元旦とするのに対し、ベトナムは旧暦1月1日を元旦とすること。
ベトナムでの新暦1月1日は正月を祝うというよりは、カウントダウンがメインで、ハノイやホーチミンではカウントダウンとともに年が明けると花火が打ちあがる。
年末年始の休みもなく、1月1日が休みとなるのみ。
日本で言う年末年始休暇はTetと呼ぶ旧正月の前後となる。
Tet前は、道端にはTetを彩るみかんの木や桃の花が売られ、市場にはお正月用の飾りや食材等が並び、街全体が新年を迎える準備に入る。
この活気を帯びた高揚感が今年の終わりを実感させ、新年への期待感を盛り上げるようで好きな一瞬だ。
正月の風習は日本とよく似ている部分もある。
年末から年始は家族で過ごすこと、お年玉をあげること、お寺に行くこと、お正月特有の食べ物があること、等々。
日本と比べて、家族、親族、ご近所とのつながりが強く、俺のような他人がその場にいても自然と受け入れてくれるおおらかさがありがたい。
これは日本ではありえない風景であり、ベトナムの良いところ。
反面、ベトナムはバスタブにつかるという習慣は無く、正月の朝風呂という至福の体験はできないのがつらいところ。

ベトナムに来て初めてのTet休暇は日本に帰国、翌年のTetはICO Japan勤務のため、日本で過ごしたが、それ以降の4年間はいづれもベトナムで過ごした。

2017年は友貴とフエ、ホイアン、ダナンを巡った。
旧正月は以前の日本のように店も閉まり閑散とするかと思いきや、観光地だけにそのようなことはなく、不自由のない旅行だった。
旅行後は実習生Duyenの家に招待され、2日間を過ごした。
昼はお寺に参り、夜は家族や親戚の人の輪に入れてもらっての宴会、翌朝はDuyenの恩師の家に挨拶に行き、そこでワインをいただいたりした。

2018年は国際部スタッフのHueの家で正月を過ごした。
1日目はHueのご主人の家、2日目はHueのご主人の家族とともにHueの実家へ。
ここでも親戚の人と一緒に祝いの酒を飲む。

2019年、2020年は、Kimの家に招待され、ライチの里、Luc Nganで過ごした。
Luc NganはBac Giang省にある1地域で、Bac Giang の中で一番好きなところ。
ここでは連日Kimの友達の家、親戚の家を回り、酒、酒、酒の毎日だった。
前夜にしこたま飲んだにもかかわらず、朝ごはんの際に酒、朝ごはんが終わるとKimのお父さんと親戚の家に行き、ここでもお祝いの酒、それが終わると次の家といった具合で、まさしく胃の休まる暇のない毎日だった。

さて、今年の旧正月はどうしようか・・。
ベトナムでは人と関わり過ぎた感があるので、久しぶりにバックパックで一人旅もいいな。
ハノイからホーチミンまで南北統一鉄道の旅、そこからベトナム最南端のカマウに足を伸ばし、のんびりと過ごすのもいいな。

あっ、そうそう、ようやく友貴にも恋人が出来、今年は結婚するかもとの報告が!
新婚旅行はベトナムに来るんだよ!




 

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