2024年9月18日水曜日

Milestone 1

ベトナムに来て9月で丸10年を過ぎ、11年目に突入となる。
10年という節目を過ぎたところで、ベトナムでの今までを振り返っておく。

2014年7月にハンガリーでの業務を終え、9月からはベトナムで過ごすことを選んだ。
最初の2年間は留学生に日本語を教えるという、非常に楽しい時を過ごした。
これは、仕事というより、留学生と遊んでいたと言ったほうが当てはまる。
毎週、すべてのクラスを回り、日本語の会話を教え、アフター5は学生の寮で食事をしたり、レストランで懇親会をしたり、お祭りに出かけたり・・・。
この時によく遊んだ留学生とは今でも付き合いがある。
日本でベトナムレストランを経営しているYen、技能実習生や特定技能生を管理する日本の監理団体に就職したHoang、日本人と結婚し、今は2児の母親となったDuyen、ベトナムに戻り送り出し機関を設立したCham等々、今もいい教え子であり、友達だ。
その後の8年間(考えてみればもう8年も!)はベトナム人技能実習生の送り出し機関であるICO Manpowerに発足当初から関わってきた。
既に200社以上の送り出し機関がベトナム国内に乱立した状態のなかに新たに参入する際、当時のTruong社長とは「技能実習生の品質向上・法令順守・日本入国後のサポート」をスローガンとし、手探り且つ無我夢中で立ち上げた。
この当時はベトナムの送り出し機関の間で過剰接待による客引き合戦が横行しており、それを真に受けた馬鹿な組合による傍若無人な振る舞いがまかり通っていた時代であった。

過剰接待をする送り出しと、ベトナムに来て王様のように振舞う組合の構図に辟易し、そういった組合は徹底的に排除した。
俺にとって幸いだったのは、初代社長、2代目社長とも俺の方針を受け入れてくれたこと。
2016年に立ち上げたICO Manpower、初年度の面接合格者は30人程度だったが、その後は優良な組合とも知り合え、送り出す実習生の数も右肩上がりとなり、2019年には400人以上の技能実習生を送り出すことができた。
ハノイのLotte Towerの会議室を借り切り、1日に100人以上の面接を実施したことや、Bac GiangのMuong Thanh Hotelでの大型面接等、大変だったがやりがいがあった。
この状態が今後も続くはずだった2020年、コロナが全世界を襲い、様相は一変した。

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