2024年10月27日日曜日

HaNoi Day1-3 Temple Of Literature

 次の目的地は文廟。
1010年、ベトナム最初の王朝である李朝がハノイに遷都し、文廟はその60年後の1070年に李朝第三代皇帝リー・タイントン(Lý Thánh Tông)によって建てられた。
もともとは孔子を祭る廟だったのだが、この敷地内に皇帝の王子たちの勉強の場としての学校が建てられたことにより、文廟はベトナム最初の大学跡としても知られている。
この大学は後に高官を育成する場となり、厳しい試験に合格した高官の名を記した碑が敷地内に残されている。
文廟には計5つの門が存在し、それぞれの区画を分けている。
最初の門である「文廟門」をくぐると、バッチャン焼きのレンガが敷き詰められた”皇帝の道”と呼ばれる直線の道が現れる。
次の門は「大中門」。
この門の屋根には2匹の鯉が飾られている。
激流を登りきった鯉は龍になる。門をくぐって試験を受けに行く官僚にとってはここが登竜門という意味だったのかもしれない。
次の門はベトナムの10万ドン紙幣にも描かれている「奎文閣」。
この門の形は、「奎星」と呼ばれる学問を司る星を象徴しているのだとか・・。
この門を潜った先に、試験に合格した高官名と出身地が記載された碑がある。
第四の門「大成門」を潜った先には孔子と4人の弟子を祭った大聖殿
最後の門「啓聖門」の先がベトナム最古の大学、国子監となる。
2階建ての建物の1階には、国子監の教師であるチュー・ヴァン・アンが祭られ、2階には3人の李朝の皇帝が祭られている。
文廟はハノイの中で(ベトナム戦争以前の)歴史を感じられる場所だ。









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