2016年11月28日月曜日

Handy Karaoke

朝の職場。
Tuyenがハンディカラオケを持ってきた。
マイクにスピーカーがついており、スマホのインターネット経由で音楽を取り込めるので、ベトナム語だけでなく、日本語の歌も可能だという優れもの。
こういうものにはすぐ飛びつくベトナム人。
朝の職員室はたちまちのうちにカラオケルームに変わる。
あまり知られていないかもしれないが、こういう陽気さがベトナム人の気質でもある。

俺がベトナムに来て感じるベトナム人気質とは・・・

◆人と人との距離が近い
  食堂やバスで隣り合わせに座ると、知らない人同士で当たり前のように話が始まる
  バイクで道に迷い、近所の人に聞くと、100人が100人親切に答えてくれる
  部下のSonに仕事を教える時、必要以上に近寄ってくる。因みにSonは男、これは別の意味で恐い^^

◆おおらか、言い方を変えれば無頓着
  友達の友達(つまり他人)の結婚式に出席しても、歓迎してくれる
     これは、結婚式に誘うほうも誘うほうという気もする。ねえ、Hoa先生!
  
物に対する執着心が無い
  僕のものはみんなのもの、みんなのものは僕の物といった考え方。
  この傾向は運転にも現れる。
  みんなが、この道は僕のものと思っているから、交通ルールを守らないのも当然か・・
  Cuong、俺のヘルメット、君が持っていったままで、いまだに返って来ないんだけど!

衛生感覚は適当
  コップは共有、回し飲みも気にしない
  食堂で最初にすることは、ティシュでテーブルを拭くこと、食べる前には当然お箸も拭く
  料理をするときも、食器はさっと洗えば問題無し
  ラーメンの作り方もいい加減、だがこれが旨いのが不思議
  Trang、スープの袋も一緒に麺と煮込む必要はないんだよ^^

悪気無し
  仕事で指示したことは忘れる、優先順位をつけられない、でも悪気はない
  効率化という考えは無いが、地道にコツコツと続ける根気はすごい
     Tuyen、まっいいや、一つ一つやっていこう。

個人主義
  同じ場所から出発し同じ目的地に行くのに、個々がばらばらに行く
  だから目的地についても、みんなが揃うまで待たなければならない
  これからは出来るだけみんなで同じ時間に出ようね。先生!!

時間にはルーズ
  待ち合わせをしても、全員が集合時間に集まることはまずない
  待つ方も文句は言わず、待たせたほうも悪びれた様子はない
  これは特に留学生だな。遊びに行く時は必ず1時間遅れとなる
      
現状を受け入れる
  少々理不尽な事でも「仕方がない」と受け入れる
  もう少し反論してもいいと思うくらい
  これは実習生、彼ら彼女らを守るのが俺たちの仕事
  「仕方がない」と思って入国させたくない、少しでもいいところに送り込んでやりたい・・

とてつもなく優しい
  俺がベトナムに来て1週間目、
  慣れないベトナム酒にやられ、PCや財布が入ったカバンを無くした時の事
  ICOの仕事が止まった・・・
  全員が俺のカバンを探すのに集中してくれ、結局見つかった(これは奇跡に近い)
  あの日から2年以上が経過した今も、そのやさしさは変わらない。
  最初は腰掛程度に考えていたこの地に今も居るのは、心優しき仲間がいるから。
  これは、Ngan先生を筆頭とするICO留学センターの先生みんなだ


俺が今いるのはベトナム北部
南部はここより暖かい分、おおらかな性格らしい
俺にしてみれば、北部でも十分おおらかだと思うのだが・・・

今まで頑なにBac Giangにこだわり続けたが、この際南に行ってみるのもいいかもしれないな。

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