2024年7月4日木曜日

rice planting

ベトナム北部の稲栽培は年2回行われる、二期作が主となっている。
田植えの時期はテト前後の1月から2月と、7月頃であり、この時期になると近所の農民が総出で田植えに勤しんでいる姿にお目にかかれる。
大型農機具を使うでもなく、ほとんどが人手と水牛という、古くから変わらない手法で稲を植えていく。
この風景は俺がベトナムに来る前に抱いていたベトナムの風景であり、何年か前に見た、夕焼けの中でノンラーと呼ばれるベトナムの三角帽を被って田植えをする農夫たちの姿は、今でも鮮明に覚えている。
集落でトラクターを1台購入し持ち回りで使用するほうがよっぽど効率的だと思うが、そういう発想はないのか、もしくはそこまでの資金の余裕がないからなのか、は定かではない。
これは収穫時期でも同様で、コンバインなどは使用せず、人が鎌で稲を収穫し、これまた昔ながらの脱穀機で稲穂から籾を分離し、道端に広げ天日で乾燥させる。
北中部では二期作がメインだが、南部メコンデルタでは三期作が行われているという。
米の収穫高は世界でも1~2位だが、質があまり重視されていないので、米の値段は安く、農家の収入はさほど高くない。
たぶん日本の米との品質の違いは稲を育てる水の違いなんだろうな。









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