2017年11月5日日曜日

Tiếng Việt

ベトナムに来て4年目、未だにベトナム語は話せず・・・
赤ちゃんでも生まれて3年もすればある程度の日常会話は話せるのに、俺の場合はなぜなんだろう?
không bao biện、言い訳をするつもりはないが、話せない理由を考えてみた。

最大の理由は、ベトナム語の音が好きではない事。
音の高低を明確に発音するベトナム語、聞きようによっては、怒っているようにも、喧嘩を売られているようにも聞こえ、俺にとっては耳障りな音で、覚える魅力が無い言語。

第2の理由として、発音が半端無く難しい点。
例えば、ありがとうという意味のcảm ơn(カムウン)、こんなに短い言葉が通じない。
ベトナム語は中国語より2声多い、6声もある。
ma, mà, má, mả, mã, m
上の6つはそれぞれ発音が違い、もちろん意味も違う。
これを使い分けるのは至難の業・・この時点で挫折する。

第3の理由、普段の生活ではベトナム語を使わなくても生きていける事。
職場では日本語がわかるスタッフや先生がおり、こちらからの指示は日本語で通じる。
仲のいい友達は片言ではあるが英語がわかる。
食事や買い物も友達と一緒に行くので、特に支障は無い。

では全く困らないか、というとそうでもない。
仕事面では、ベトナム語でやり取りされる朝礼の内容がわからない。(これはわからないほうがストレスが溜まらないという利点もある)
会長、社長は日本語がわからないので、通訳を介しての会話となり、まどろっこしい。
学生の家の呼ばれた時に親御さんと話せない。(ひたすらボディランゲージと笑顔で切り抜ける)
生活面では、一人で行動することもあり、喋れた方が当然ではあるが便利。

元々ベトナムに来た当時は、腰掛けとしか考えておらず、1年ほどで北米か南米に渡るつもりでいた。
それが、蓋を開ければ、もう4年目を迎えている。
ここに永住しようとは思わないし、いろいろストレスを感じることも多いが、住みやすい場所であることも確か。
学生には、日本語を覚えろと言っている自分が、滞在先の母語を話せないという点に多少なりとも引け目を感じることもある。

さて、どうするか。
解はいまだ見つからず・・・

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