先週の留学センターでの日帰り旅行、後記。
朝6時、総勢20名(ぐらい)を乗せたバスは、今回の目的地であるお寺(CHUA BA VANG)に向かって快適に走り出した・・・はずだったのだが、1時間ほど走った後、車内にきな臭い匂いが。
外の排気ガスかと思っていたが、少し経つと後ろから白煙が上がり始め、バスは急停車。
バスのエンジントラブルにより、この後代替えバスが到着するまで道路脇で約1.5時間の待機となる。
ここですごいのはベトナム人のおおらかさ。
この1.5時間の待機の間、文句を言う人は誰一人おらず、銘々が好きなように時間を潰している。
代替えバスが来ると、何事もなかったかのように旅の続きを楽しむ。
閑話休題。
今の仕事の内容はベトナム人スタッフの管理も含まれ、作業の指示を出すのだが、時間通りに仕上がったことがない。
また、学生とは休日遊びに行く約束をしても、出発出来るのはいつも約束時間の1時間後・・・。
かといって待つ方は怒るわけでもなく、待たせた方も悪びれた様子はない。
ベトナムでよく聞く「仕方がない」精神か。。。
遊びならいいが、仕事がこれでは、ベトナム人同士ではいいのだろうが、日本じゃ通用しない。
ここをベトナム人スタッフにどうわからせるかが、今後の課題・・・
長期間に渡る戦争が、よく言えば忍耐強い、悪く言えばその場しのぎ的な性格を作り上げたのかもしれない。(もちろん、ベトナム人全員がというわけではない)
こういった歴史的背景を知らずに、目の前の行動だけを見てるとカルチャーショックに陥るのだろう。
幸い、俺はハンガリーでもベトナムでも、カルチャーショックに陥ったことはない。
人間誰でもいい面と悪い面があるのは当たり前だし、人の思いなんて自分の尺度では測れないものだから、人に対して過度の期待はしない。
期待はずれな面がある以上に、期待以上のやさしさや思いやりをもらっているので、この国の人を嫌いになることもない。
そもそも人との出会いは一期一会、明日も会えるとは限らないし、明日自分が存在するのかもわからない。
ならば毎日をおおらかに生きるのもいい、但し自分の責任は果たしたうえで。。。
話を戻して・・・
代替えバスが来るまでの1,5時間、みんなと話しているとあっという間だった。
この国に染まりつつある自分がいる。。。
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