メイン通りから1歩入った通りだが、そこここにCafeが並ぶ。
俺の住むTan My村とは大違いだ。
NTTグループを早期退職、セカンドライフとして2年間のハンガリー生活を経て、現在はベトナムに活動の場を移しています。 異国での出来事について、徒然なるままに綴っていきたいと思います。
俺の住むBac Giangは雨季の真っ只中で、気温は30度越え、湿度は80%以上の日が続く。
ベトナム北部の雨季は南部のそれと違い、スコールというよりは、長時間に渡り降り続くことが多い。
雨量も多く、道路は水捌けが悪いので、膝上までの冠水も頻繁に起こる。
先日の豪雨の際に、友達のNganの店の前は川と化したほど。
昨夜は17時頃から落雷とともに停電となった。
日本でも雷やゲリラ豪雨はあるが、長時間の停電までには至らない点がベトナムとの違い。
この停電によりエアコンは停止し、部屋は蒸し風呂状態に・・。
幸いにも23時過ぎに回復したが、そのまま朝まで停電だったら一睡も出来なかっただろう。
失くしてからわかる電気の大切さ・・
ベトナムに来てからかなりの回数お葬式に参列した。
俺の住むBac Giangで多いのは土葬で、日本のような専用の葬儀場は少なく、公民館や自宅の前にテントを張り葬儀を執り行うことが多い。
葬儀の日数は亡くなった日時にもよるが、大体2日間で、3日間の場合もある。
参列者はこの期間中に故人とのお別れに訪れる。
お別れの儀式としては、胡弓や太鼓の生演奏の中、お供え物を掲げた案内人に導かれ、祭壇にお祈り、その後家族の方に黙礼をして退場する。
薄手の白い装束を纏っているのが喪主、親族は白い布を頭に巻く。
通夜は夜遅くまで周囲100mに届くほどの音楽が流れ、日本のような厳かな雰囲気は無い。
翌日は早朝から鐘と太鼓を鳴らしながら墓地に向かい、死者を葬る。
土葬の場合は3年後に再度墓を掘り起こし、骨を清め、小さな骨壷に収め直す儀式がある。
お墓は沖縄北部にあるものとよく似た形状で、墓前で宴会が可能なようなスペースが設けられている。
一方、ハノイ等の都会では火葬が一般的で、日本と同じように葬儀場で儀式を執り行った後に火葬し墓地に埋葬する。
仏教のような焼香は無く、読経もない。
どちらかというとお祈りするというよりは、参列者が故人をお見送りする場という雰囲気が強い。
音楽を鳴らすのは土葬と共通で、事あるタイミング毎に演奏が始まる。
風習や死者が望む望まぬに関わらず、残された者のけじめのためにも葬儀という儀式は必要なんだろう。
日曜日はThai Nguyenセンターの要請により、募集セミナーに参加した。
7時にBac Giangセンターを出発し1時間少しでThai Nguyenに到着。
相変わらず何時に始まるか明確でない中、会場で待機。
9時過ぎ、セミナー開始、俺の役割は日本紹介。
持ち時間は20分だったが、10分ほど超過して終了。
セミナー後は昼食+Cheのデザートで締めくくる。
仕事ではあったが、充実した休日を過ごせた。