NTTグループを早期退職、セカンドライフとして2年間のハンガリー生活を経て、現在はベトナムに活動の場を移しています。 異国での出来事について、徒然なるままに綴っていきたいと思います。
多分あれは小学校6年生の頃だと思う。お袋と弟はどこかに出かけ、親父は夜勤で、夜は俺が一人になる日があった。 親父が仕事に出かける前に、その日の夕食を作ってくれた。確か塩むすびと野菜炒めだったかと思う。塩むすびは米の密度が高く、落としても形は崩れなさそうなほどだった。親父の料理を食べたのは、後にも先にもあれ1回きりだったが、以来、俺が作る塩むすびは当時の親父が作ってくれたものに似ている。無骨な塩むすび、お袋の味ならぬ、親父の味だ。
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